一番下は外す?スーツのボタンの正しい留め方【マナー/座る/2つ/3つ/数】
就職活動の面接においてスーツのボタンの留め方で悩んでいませんか?3つボタンと2つボタンのスーツで留め方は違うのかや、マナーはどうなのか?スーツのボタンの留め方とマナーについて面接で与える印象を考慮に入れながらまとめていきます。

目次
スーツのボタンで印象が変わる!就職活動を乗り切るスーツとボタンの関係
少しでも、面接官に与える印象は良くしていきたいですよね。印象は見た目で決まってしまうとさえ言えますので、どうにかしたい!
そうは言っても、スーツなんて普段は着てないからどうしていいものか・・・これから就職活動するぞ!って人の悩みに答えていきたいと思います。スーツのボタンで与える印象を効果的に使って、就職活動を乗り切りましょう。
使うシーンで違う?ボタンの数でスーツを使い分け
スーツのボタンの数は、実は、1つボタンから4つボタンまであります。
え・・・?4つなんてあるのっ!普段、スーツを着慣れない大学生にとっては4つなんて見たことがなかったりすると思いますが、まずは一通り知っておきましょう。
1つボタンのスーツ
ビジネスには不向きと言われる1つボタンのスーツ。
細身に見えるように作られているものが多く、襟も細いのが特徴。
パーティなど、ビジネス以外のシーンで使われる場合が多く見られます。
ホスト向けのスーツに1つボタンが多いようです。細身に作られているからスタイルもよく見えるので、シルエット重視のスーツと言えます。
2つボタンのスーツ
主流のスーツで、最も着用されているスーツです。
ビジネスにも使えて、色んなシーンで使える、オールマイティなスーツです。一般に「シャープな印象」を与えると言われていますが・・・・実際、「シャープな印象って何なんだろうとツッコミ」を入れたくなるところでしょう。後で、しっかりと比較していきますね。
3つボタンのスーツ(一番上のボタンが襟で隠れている)
3つボタンのスーツは、2種類あります。段返り3つボタンといわれるタイプで、画像でわかると思いますが、ぱっと見た感じでは、2つボタンに見えますよね。これは、襟の下にボタンが隠れてしまっているためでです。
3つボタンのスーツ(3つのボタンが見えているタイプ)
しっかりと3つのボタンが見えているタイプのものです。
若者でこのタイプを着用している人は見ないな・・・という印象があります。おそらく、スーツを購入しにいったときに、このタイプの3つボタンを勧められることはないのではないかと思います。
4つボタンのスーツ
ビジネスに向かないとされ、ファッションとして着用することになるスーツです。就職活動に着ていくことのないようにしましょう。
紳士服売り場へ行ってみても、目にするとすらないかもしれません。
ネットで、ざっと検索してみても探すのが大変なくらいメジャーではないスーツですね。
就職活動に使えるのは、2つボタンと3つボタン
ボタンの数でスーツの種類を見てきましたが、いかがでしたか?
この中で、ビジネスのシーンで使用できないのは、1つボタンと4つボタンです。逆に、使えるのは、2つボタンと3つボタンですね。
3つボタンに関しては、ボタンが隠れている段返しのものでも、隠れていないものでも、どちらでも構いません。
おそらく、スーツを買いに行った際に、売り場のほとんどのものが、このどれかに当てはまると思いますので、1つボタンと4つボタンを意識して避ける必要はないと思いますので安心してくださいね!
ボタンについてのマナー 立っているときと座っているときでマナーは違う?
スーツのボタンは、全部、閉めておけば良いというわけではないのです!
えっ?せっかく付いてるんだから、閉めたっていいんじゃないの??
そんな気もしますが、ボタンに関するマナーが存在します。
私は、スーツを買いに行ったときに、そんなことしらなくて試着のときに店員さんに笑われたのを覚えています・・・・
そんな、ちょっと恥ずかしいことがないように、しっかりと覚えておきましょうね!
私のように、知らずに赤っ恥をかくのだけは避けて欲しい!
就職活動のときに、やってしまったら、結果に響くかもしれませんし!!
立っているときのボタンに関するマナー
ここから、注意しておかなければならないことなので、しっかり覚えておきましょうね!
共通していることは、「一番下のボタンを閉めることはない」ということです。どのタイプのスーツを着用していても、一番下のボタンを外すことはマナーですので、開けるようにしましょうね。
一番下を開けるのがマナーになってるのはどうして?
特に覚えておく必要なんてありませんので興味がある、気になるって人だけ読んでくれればいいので、興味がない方は読み飛ばしてくれて構いません!
スーツの起源となったとされているのが、「モーニングスーツ」です。これには、ボタンが1つしかないのですが、「モーニングスーツ」は礼装用に使われるものとなっています。
それに対して、礼装用ではないスーツを区別するために、飾りとしてボタンをつけたということで、ボタンを閉めることを目的としていないため、そもそもは、ボタンとボタン穴が高さがずれていたんだそうです。当初は、ボタン自体が閉じることができないように作られていたんですね。
ですが、大量生産されるようになって、ボタンとボタン穴の高さにずれがなくなり、ボタンを閉じられるようになってはいるが、外すということなんだそうです。
一番最後のボタンは、礼装用ではありませんよ!というサインなんですね。
2つボタンは下は開けるのがマナー
画像を見ていただければ、すぐにわかると思いますが、2つボタンがついているタイプの場合は、上のボタンを閉めて、下のボタンは開けるのがマナーとなります。なんとなく、両方ともボタンを閉めていると、しわが寄って、見た目も悪いですよね。しっかりと、下のボタンは外すこと!
段返し3つボタンは上と下を開けるのがマナー
次に、段返し3つボタンです。襟で一番上のボタンが隠れているタイプのスーツのマナーです。このスーツの場合は、一番上は開ける。真ん中を閉める。一番下は開ける。となります!
ざっくり言ったら、真ん中だけ閉めればいいわけですね。
3つボタンスーツは一番下だけ外すのがマナー
3つボタンタイプで外すボタンは一番下だけです。上の2つを閉めることになります。画像では、2の状態になります。
スーツのボタンに関するマナーまとめ
2つボタン:下だけ外す
段返し3つボタン:上を下を外す
3つボタン:下だけ外す
座っているときのボタンに関するマナー
座っているときに関するマナーですが、就職活動で面接をするときは例外となるようですが、社会人となった際には訳に立つことなので覚えておいて損はないと思いますよ。
座っているときは、ボタンをすべて開けておく
座っているときに、ボタンを閉めておくと、スーツが変にしわになってしまって、見た目的にも悪いですし、それに加えてスーツに負担がかかってしまうので、ボタンを開けておくことがマナーとなります。
座るときに、さらっと外し、立ち上がるときにサッを閉める。
そんなことが、自然にできるようになると、エレガントさを兼ね備えたビジネスマンの仲間入りです。
面接のときは、ボタンは座るときも閉めたまま
本来、座るときはボタンを開けるのがマナーとされていますが、面接時においては、閉めたままにしておくのが通例となっています。
理由は、「生意気な印象を与える」からとなっています。
座るときに、ボタンを開けるというのは、リラックスできる状況を作るということに繋がります。スーツは普通の服に比べて、身動きがとりにくい形状をしていますので、ボタンを閉めていると圧迫されている感じがして座ることになるんですね。
それが、座るときにボタンを開けることがマナーになった理由にもつながるわけですが・・・・・
面接のときに、リラックスできるようにボタンを開けることが、生意気に見えるんですね。緊張しっぱなしが普通だろうと言う訳です。
面接官にリラックスしているようにとられると、印象が悪くなってしまうので注意しましょう!
ボタンは外さないこと!
ボタンで変わる!スーツが与える印象を比較してみよう
どのボタンを外しておくべきなのか?については、解説しましたので、こっから本題に入りたいと思います。どのスーツを自分は着たらいいの??ってことですね。
ざっくり、話すと「どんな印象がうけがいいのか?」と「自分をどう見せたいのか?」になります。
同じことでも印象は違う
当たり前のこと言えば当たり前ですが、印象は人によって違います。
私の知人の話なのですが、別々の面接で同じ質問を受けたそうです。
質問内容は、「インタビューしたい人物」だったそうですが、片方は「は?」みたいな印象で、もう片方はかなり好感触だったようです。
ちなみに、彼の答えは、「のびた(ドラえもんの)とくりぃむしちゅーの有田」だったんですけど、お堅い雰囲気の面接ではうけが悪かったようですね。
ボタンの数が違うと何が変わるのか?
スーツを並べて比較してみたら一目瞭然ですが・・・
ボタンの数で、どれくら胸元が空くのかが変わります。
違う表現をすると、スーツの下のシャツやネクタイがどれくらい見えるのかが変わってるくるんですね。
上の画像だと、2つボタンばかりですからわかりにくいかと思います。
こちらが、1つボタンのスーツ画像になります。
胸元に注目しながら、見てくださいね!
こちらが、3つボタンになります。
どうでしょうか?胸元に注目してみたらずいぶん違いますね。
胸元の開きと印象の関係
ここまで読んできて、ちょっと疲れたよ・・・・て思いを少しでも癒そうと思いまして、サービスショットを入れてみました。
さてさて、男性で言ったら、Yシャツの胸元をどれくらい開けるか?Yシャツのボタンをどれくら外すか?ということに置き換えたらわかりやすいかとは思います。
きっちり、ボタンを上まで閉めている人と、ボタンを2つほど外している人がいます。
もちろん印象が違いますよね?
胸元が開いていない人のイメージ
胸元が空いていないと、お堅いイメージがする。ほかには、「まじめそう」とか、「ガードが固い」とか、様々なイメージがありますよね。
悪いように取ると、「ユーモアがなさそう」「暮そう」とかも考えられます。
どっちにしても、あまり「社交的」とは感じにくいですね。
胸元が開いている人のイメージ
胸元が開いていると、親しみやすい印象が強くなっていきます。
空きすぎていると、ちゃらいイメージまでいってしまいますが、適度に空いている位の方が、話しかけやすいイメージが高まるでしょう。
与えたい印象でスーツを変えよう
ボタンが少ないスーツほど、胸元が空いていて、ボタンが多いほど、胸元が空いていません。2つボタン・段返し3つボタン・3つボタンの順に胸元の空きは少なくなります。結果、まじめな印象を与えたいほど、ボタンを多くすると良いでしょう。
ここで、重要なのが、自分の雰囲気とあわせて考えましょう。
もともと、まじめに見えるのに、ボタンの多いスーツを選ぶと、さらにまじめな雰囲気が増すことになります。
スーツの持つ特性と、自分の持つ特性も考えましょう。
求められる人間像も考慮しよう
自分が見せたい印象というのは、もちろんあると思いますが、大事なのは相手がどのように受け取るかと、どのような人物が欲しいのか?になります。
「まじめ」な人が欲しいのか?「社交的」な人が欲しいのか?
自分が、これから参入していく業種をもとに考えると良いと思います。
一般的には、人と接する機会が多い職場は社交性が求められる傾向が強いですし、デスクワークが多い職場では、まじめな印象を求める傾向が強いでしょう。
ボタンをうまく使って面接を乗り切ろう
様々、内容を見てきましたが、いかがでしたか?
最後に、ざっくりまとめておきましょう!
まとめ
1:就職活動には2つボタン・段返し3つボタン・3つボタン
2:ボタンが多いほど、「まじめ」なイメージ
3:自分のもつイメージをボタンの数で調節
4:業種の求めるイメージに近づける
それでは、皆様の就職活動が実り豊かでありますように!
最後に、私からのプレゼント画像を用意しましたので、がんばってください!