イギリス発祥「モッズファッション」とは?UKスタイルおすすめブランド
今回は、『モッズファッションの意味とは?イギリス発祥UKスタイル&おすすめブランド』についてお伝えしていきます。イギリスファッションを語る上で外せないキーワードとなっているモッズ。その意味からおすすめブランド、スタイルまで。ぜひ参考にご覧ください。

目次
- モッズファッションの始まりとは?
- イギリス(UK)が発祥??
- そもそもイギリス(UK)ってどんなとこ??
- イギリス(UK)にはどんな文化が他にある?
- イギリス(UK)におけるモッズファッションの代表的な著名人
- どんなファッションブランドを選んだら良い?イギリス(UK)発祥のブランドは?
- モッズファッションのおすすめブランド【Vivienne Westwood/ヴィヴィアンウエストウッド】
- モッズファッションのおすすめブランド!【Geoge COX/ジョージコックス】
- モッズファッションのおすすめブランド!【FRED PERRY/フレッドペリー】
- モッズファッションのおすすめブランド!【Dr.Martens/ドクターマーチン】
- イギリス(UK)発祥のウェアブランドを使ったスタイル!
- モッズにはスクーターファッションが存在する!
- 最後に
モッズファッションの始まりとは?
低所得層から生まれたモッズ
イギリス(UK)のロンドンに住む低所得層者から生まれたサブカルチャーです。当時の音楽や服装を主に、高所得層への反発から自己表現の一つとして生まれました。
当初は細身のテーラースーツから始まりますが、徐々にカラフルなデザインへと変化していったことも特徴です。
イギリス(UK)が発祥??
前述でもあるようにイギリス(UK)はロンドンのカーナビーストリートから『モッズ』は発祥しました。モダーンズを略して『モッズ』。
長髪のヘアースタイルに花柄や水玉など派手なシャツ、細身のスーツをテーラーで仕立てて、股上の浅いスリムパンツやブーツなどを身に纏ったイギリスの若者たちが発信していったスタイルです。
そもそもイギリス(UK)ってどんなとこ??
イギリス=「連合王国」
イギリスは複数の国家の連合により形成された王国です。この連合王国は、世界でも、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)のみとなっています。英訳で連合王国=United Kingdomとなり、その略称で「UK」と言います。
現代では「イギリス」と「UK」は同義語と捉えて良いでしょう。
また「イギリス」は連合国家のため、「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」の4つの非独立国家から構成された連合国家です。
イングランドとイギリスが同じ国と勘違いされやすいところですが、あくまでもイギリスの構成国家4つのうちひとつが、イングランドということになります。
イギリス(UK)にはどんな文化が他にある?
簡単に説明しますが、イギリスには様々な代表的文化が沢山あります。今回のテーマであるモッズの文化と並び関連性の高い「UKロック」はモッズを語る上で欠かせないでしょう。
UKロックの影響は立派な文化です!
この「UKロック」は、モッズが生まれた60年代のサイケやR&Bなどの影響を受け、その系譜にあるスタイルを残しつつ、伝統を継承しているロックバンドが生み出すサウンドです。
今ではイギリス出身のロックバンドはだいたいは総称して「UKロックバンド」と言われています。解釈や聞き方は人それぞれですが、モッズ文化とともにこの「UKロック」も音楽文化の一つとして成長していきました。
イギリス(UK)におけるモッズファッションの代表的な著名人
ノエルギャラガー

出典: http://ro69.jp
モッズファッションの代表「ノエルギャラガー」
現代のモッズファッションを体現している、元オアシスのメイン・ソングライター「ノエルギャラガー」。「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」を始めとした数々の代表曲を配信。またそのスタイルはメンズファッションにも多大な影響を与えた人物です。ノエルギャラガーはシンプルな服装を好んでいましたが、特に靴へのこだわりが強く、彼の愛用していた「クラークス」は昔ながらのモッズに愛されていたブランドです。
ノエルギャラガーのロックファッション!
ノエルギャラガーのロックファッションをまとめてみましたのでご覧ください!
ノエルギャラガーの代表的なコーディネート
ノエルギャラガーの代表的なコーディネート。レザージャケットにシンプルなネルシャツが映えるファッションです。

出典: http://ro69.jp
Gジャン × シャツ
Gジャンとシャツのカラーがマッチしているファッション。ノエルギャラガーらしさのあるシンプルファッションですが、モッズの王道であるGジャンを取り入れた服装です。
モッズパーカースタイル
ノエルギャラガーといったら、このモッズパーカースタイルを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。冬のライブなどでも度々見かける、このファッションはノエルギャラガーの代表的なスタイルです。
リアムギャラガー
ノエルギャラガーの実弟「リアムギャラガー」
「リアムギャラガー」は、兄であるノエルギャラガーの実弟になります。オアシスのリード・ヴォーカリストとして活躍し、ノエル同様、90年代以降のUKシーンで多大な影響を与えたロック・シンガーの一人とされています。やはりリアムギャラガーもモッズファッションを取り入れたライブ衣装や私服はメンズシーンに多大な影響を与えています。
リアムギャラガーのロックファッション!
ノエルギャラガーに続き、リアムギャラガーのロックファッションもまとめてみましたのでご覧ください!
モッズパーカーをオーバーサイズに
やはりモッズパーカーの愛用はリアムギャラガーもお気に入りです。
モッズスタイルらしくオーバーサイズに着こなしてます。
ミリタリージャケット × 赤Tシャツ
ミリタリージャケットに赤いTシャツがなんともモッズらしい。
リアムギャラガーのファッションセンスの良さが見えるコーディネート。
レザージャケット × ボーダーTシャツ
リアムギャラガーもレザージャケットを野暮ったく見せずにボーダーTシャツと上手くコーディネートしています。
どんなファッションブランドを選んだら良い?イギリス(UK)発祥のブランドは?
メンズシーンにおけるモッズファッションブランドは数多く存在しますが
・メンズ
・レディース
の両方を展開するブランドが主になります。
ここでは、入門的なメンズ、レディース両方を取り扱うモッズファッションブランドを見ていきましょう。
モッズファッションのおすすめブランド【Vivienne Westwood/ヴィヴィアンウエストウッド】
Vivienne Westwood/ヴィヴィアンウエストウッド
ブランドロゴは「王冠」と「地球」をモチーフにし、反逆性とエレガンスを兼ね備えたアヴァンギャルドなブランドです。
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、イギリスの老舗ファッションブランド。メンズ、レディースのウェアをメインとしています。
反逆性というテーマが当時のモッズに共感されたとも言われています。1971年にはマルコム・マクラーレンと共に、ブティック「レット・イット・ロック」をキングスロード430番地にオープンさせ、1975年にはマルコムと共にロックバンドのセックス・ピストルズをプロデュースしたことでも有名。
その前衛的なパンクスタイルはたちまち流行し、メンズ、レディースのモッズシーンに多大な影響を与えました。
Vivienne Westwood名作「Milky Way(ミルキーウェイTシャツ)」
モッズファッションのおすすめブランド!【Geoge COX/ジョージコックス】
Geoge COX/ジョージコックス
ジョージコックスは、1906年、イギリスのノーザンプトンで、ジョージ・ジェイムズ・コックスにより創業されました。現在もメンズ、レディースの靴を製造、販売しています。
創業当時からグッドイヤー・ウェルト製法と、ジョージコックス社独自のウェルト製法による製品を生産し高い評価を獲得しています。
またジョージコックスを一躍有名にさせたのが Brothel Creeper(ブローセル・クリーパー)と呼ばれる厚底の靴。この靴のソールにはクレープソールが使われていて、世界初のラバーソールを採用した靴となりました。モッズを始めとした当時のイギリスのロックファッションは、この靴を使った着こなしが流行り、ラバーソールの靴を履く若者で溢れかえっていたと言われています。

出典: http://a.co
Geoge COX名作「Brothel Creeper(ブローセル・クリーパー)」
モッズファッションのおすすめブランド!【FRED PERRY/フレッドペリー】

出典: https://vokka.jp
FRED PERRY/フレッドペリー
このブランドは月桂樹のロゴで広く知られ、テニスウェアとしてだけではなく、モッズにも好んで着られていました。
フレッドペリーはイングランドの伝説的なテニスプレーヤーです。彼が1952年にロンドンでメンズ、レディースウェアをメインとした「フレッド・ペリー・スポーツウェア社」を設立したのが始まりです。
現在でも服飾ブランドとしての地位を確立しています。特に近年ではレディースウェアに力を入れており、ミニマムなポロシャツはレディースファッションに広く取り入れられています。
FRED PERRY名作「ポロシャツ」
モッズファッションのおすすめブランド!【Dr.Martens/ドクターマーチン】
Dr.Martens/ドクターマーチン
ドクターマーチンはイギリスのエアウェア・インターナショナルLtd.(ノーサンプトンシャー州ウェリングボロー)が製造および販売を行っている靴とブーツのブランド。8ホールブーツはあまりにも有名です。
エアークッションの効いたソールはクッション性も抜群で、ブランド名はドイツ人の軍医、クラウス・マーチンに由来しています。1960年代後半〜1970年代中頃にかけてはモッズやスキンヘッド、パンクロッカーなどのサブカルチャーで愛用され、現在も高い人気を誇っています。

出典: https://flic.kr
Dr.Martens名作「8ホールブーツ」
イギリス(UK)発祥のウェアブランドを使ったスタイル!
ここまで簡単ではありますが、代表的なモッズに人気のファッションブランドをご紹介してきました。ここからは、その中から抜粋した2つのウェアブランドを使ったスタイルをご紹介していきます。
ヴィヴィアン・ウエストウッドはモードな雰囲気を漂わせています。
ブランドロゴの映えるブルゾンは主役に使える一枚です。
ミニマムなジャケットスタイルは、落ち着いた雰囲気を演出しています。
スーツのセットアップはチェックシャツで外しています。ブランドらしさが出ていますね。
大振りなハットとブロックチェックの羽織りがベストマッチです。
フレッドペリーは夏にぴったりなカジュアルスタイルが魅力。
夏らしい爽やかな着こなし。真夏にはこんな涼しげなコーデをしてみたいですね。チェックショーツとハットのバランスが良いです。
白のポロシャツは夏の定番です。初夏に良さそうな着こなしです。モッズを彷彿とさせるデニムのサイジングがおすすめ。
ボルドーのポロシャツも夏の着こなしに映える一着です。晩夏に秋をイメージさせる雰囲気で着こなしてみたいですね。
シックなネイビーは夏の落ち着いた着こなしにおすすめです。
モッズにはスクーターファッションが存在する!
モッズといえばスクーター。
モッズ文化を語る上で外せないキーワードです。60年代のモッズが目をつけたスクーターはピアジオ社の『べスパ』とそしてイノチェンティ社の『ランブレッタ』が有名です。そのスタイリッシュなデザインは
当時のモッズに大流行しました。たくさんのライトやミラーでカスタマイズされたスクーターは、映画「さらば青春の光」で世間に広く知れ渡り、またV字型に組んで走る様は「スクーター・ラン」と呼ばれていました。
元々スクーターはそれほどモッズに密接な関係ではなかったのですが、労働者階級の低い当時の若者には手の届く価格であった事や仕立てのよいスーツを着たまま乗れることもあり、広がっていきました。また現在のスクーターといえば、オートマで軽量ですが、当時のスクーターは重量もあり、当然ミッション仕様が主流でした。
当時の写真から振り返るスクーターファッション!
最後に
いかがでしたでしょうか?モッズという文化にファッションを交えてお伝えしてきました。しかしモッズにはまだまだ深い歴史が沢山存在します。ご興味ある方はこの記事から是非参考にして見てください!