【閲覧注意】シャコのパンチが半端ない!圧倒的な威力や速度で敵を追い込む

寿司ネタとして知られるシャコ。海中に暮らすシャコはパンチを繰り出します。そのパンチはなんと貝殻や水槽を割るほどの、自然界の中でも最強クラスと言っていいほどの威力や速度です。どうしてそのようなパンチを繰り出すことができるのかについて仕組みなどを見ていきましょう。

【閲覧注意】シャコのパンチが半端ない!圧倒的な威力や速度で敵を追い込むのイメージ

目次

  1. シャコの概要
  2. シャコのパンチ
  3. シャコパンチの速度
  4. シャコパンチの威力
  5. シャコパンチの用途
  6. シャコパンチの仕組み
  7. シャコパンチで起きる現象
  8. シャコパンチにシャコ自身は耐えられるのか
  9. シャコパンチの人間への危険性
  10. シャコとの付き合い方
  11. シャコパンチ・まとめ

シャコの概要

出典: http://shlakers.hamazo.tv

シャコの姿です。
見た目的には強力なパンチを打つようには見えませんよね。

シャコは節足動物門甲殻綱口脚目(シャコ目)の生き物です。

たくさんの脚がある姿からエビの仲間だと思われますが、エビは綱十脚目に属するので全く別の種類です。

世界中に分布し、太平洋からインド洋にかけての暖かい海では特に多くの種が棲んでおり、海底の砂地に穴を掘って暮らしています。

あまり外に出ることはなく、エサを求める際に巣穴を出ます。

体長はだいたい15センチメートルです。

細長い体が特徴で、顎部から腹部にかけて脚があって、そのうち顎部にカマキリの鎌のような大きな脚を持ちます。

この大きな脚を補脚と言います。

これを使って、エサとなる小魚やカニ、貝類を捕獲します。

頭部には触角があって、そして大きい複眼があります。

体の色は薄い灰色をしたものがありますが、中には鮮やかな色をしたものもあります。

円偏光という、人間も含め他の動物が見ることのできない光を見ることができます。

シャコの天敵かどうかは分かりませんが、タコなどには食べられるようです。

シャコの種類の中には、水揚げされてお寿司の貴重なタネとして用いられるものがありますが、とても痛みやすいので、あらかじめゆでられて皮などがむかれたものが食卓に現われることが多いです。

ペットとして飼うこともできますが、水温調整が必要になるなど、設備が必要となります。

ただシャコの体には触ると痛いトゲがあるので、取り扱いに注意しないと怪我をする恐れがあるので注意が必要です。

シャコの種類

主なシャコの種類を挙げます。

出典: https://www.osaka-wan.jp

シャコ科

体の前方にある大きな脚(補脚)にトゲのようなものがあります。

体の色は薄い灰色をしています。

画像のシャコ科のシャコは食卓に上がることがあります。

しかし、見る人によって好き嫌いがあります。

北海道以南の太平洋、東シナ海、ハワイなどに分布しています。

出典: http://diver.exblog.jp

フトユビシャコ科

体の前方の補脚にコブのような膨らみがあります。画像はフトユビシャコです。

太平洋やインド洋に分布しています。

出典: http://wadaiiroiro.com

ハナシャコ科

体の色は鮮やかで、大きな複眼、フトユビシャコ科と同じように補脚にはコブのような膨らみがあります。画像はモンハナシャコというシャコで、人間の10倍ほどの10万色を見ることができます。東南アジアやインド洋などに分布しています。

シャコが見られる水族館

シャコの姿を見ることができる水族館の一部を紹介します。

・青森県営浅虫水族館(青森県青森市)

・新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)

・沼津港深海水族館(静岡県沼津市)

・姫路市立水族館(兵庫県姫路市)

シャコのパンチ

シャコには補脚という大きな脚があって、これを突き出してから、エサを捕食します。

この補脚の突き出しを、パンチを打っているように見えるので、「シャコパンチ」とも呼ばれるようです。


以下の動画をご覧下さい。

この動画は海底の砂地でのシャコの姿を撮影したものです。

シャコは威嚇をして、こちら側に向かって攻撃してきました。

その時、「パチン」という音が2回したと思いますが、これがシャコの補脚の突き出し音、シャコパンチの音なのです。

動画では、シャコパンチがとても速すぎて見えなかった方もいらっしゃるでしょう。

パチンという音から、当たると痛いと感じるようなパンチだと思います。

このシャコパンチのすごさを分かっていただけたと思いますが、さらにこれより強力なシャコパンチをするシャコがいます。

それは先ほどシャコの種類で紹介した、ハナシャコ科のモンハナシャコです。

モンハナシャコのシャコパンチ

モンハナシャコのシャコパンチの動画です。

海中にいるモンハナシャコに金属棒を近づけたところ、補脚で素早いパンチを打ちました。

その瞬間、金属棒がキンという高い音を出しています。

金属棒は硬いので、音を鳴らしたということは、相当強力な威力を持つパンチであることが分かります。

ですが、モンハナシャコのシャコパンチはこんなものではありません。

これから説明するシャコパンチはモンハナシャコを中心に説明します。

シャコパンチの速度

上の動画ではモンハナシャコのパンチが素早いので、速度はとても速いと予想されます。

では実際にモンハナシャコのパンチはどれくらいの速さなのか。

なんとモンハナシャコのパンチ速度は時速80キロメートルなのです。

プロボクサーのパンチ速度がだいたい時速50キロメートルなので、その速さが分かると思います。

さらに分かりやすく言うと、拳銃から放たれた弾丸に相当するくらい、ものすごい速さなのです。

このパンチ速度は海中生物では最速といいます。

シャコパンチの威力

動画はモンハナシャコが補脚で貝を叩いて割っている様子を映したものです。

シャコパンチを打ち続けることで貝にひびが入っていき、最終的には貝殻の一部が欠けてしまいました。

このように、シャコパンチで貝殻を割って捕食します。

またこの他にもガラスの水槽をパンチで割ったり、

海で捕まえようとしたダイバーの爪をパンチで割って怪我を負わせたといった話があります。

なおその威力を測ると、約18キログラムの力があることが分かりました。

15センチメートルほどの大きさで、約18キログラムのパンチです。

このようにモンハナシャコのパンチは威力も圧倒的で、海の中でも最強クラスと言えるでしょう。

そのため、モンハナシャコは「海のボクサー」とも呼ばれるようです。

シャコパンチの用途

ここではシャコ全般を説明します。

シャコは肉食性で、その補脚から打たれるシャコパンチは貝類などのエサを捕食する用途で用いられます。

しかし、この他にもシャコパンチは別な用途で使われます。

縄張り争い

シャコは浅い海の岩場や砂地に穴を掘って棲み家としています。

しかしその棲み家を巡り、縄張り争いが発生します。

その際にもシャコパンチは活躍するのです。

しかもただ単にパンチを打つのではなく、威嚇に用いたりしています。

なお、産卵期に卵を抱えているメスはシャコパンチを行わないようです。

卵が離れてしまって危険な状態になってしまうからです。



天敵などとの戦い

シャコはタコなどからは格好の獲物です。

そのため圧倒的な威力のシャコパンチでタコなどを追い払っています。

天敵などとの戦いでもシャコパンチを行います。

シャコパンチの仕組み

モンハナシャコの体長は他のシャコと同じく、だいたい15センチメートルくらいです。

モンハナシャコも含めシャコは、その小さな体でどうしてそこまでのパンチを打つことができるのでしょうか。

そこにはシャコパンチに関する、ある仕組みがあります。


シャコに備わる弓矢の原理

出典: https://cns.neuroinf.jp

シャコの体の構造です。目の下の顎のところにある指のような形をした脚の部分を補脚と言います。

その仕組みは、シャコの筋肉構造と骨格構造にあります。

シャコパンチを行う補脚には伸びる筋肉があります。

シャコには補脚という、カマキリの鎌のような大きな脚があります。

補脚の指節という指のような形をした部分には、指脚踵というコブのように膨らんだところがあります。

それが骨格構造です。

何を言いたいかというと、これらの筋肉骨格を使ってシャコは弓矢を打つようにパンチを放っているのです。

これがシャコパンチの仕組みで、弓矢の原理が備わっています。

通常、弓矢では頑丈な弓でその引く力が強いと、放たれた矢は速く飛びます。

シャコは弓矢の原理のように補脚を突き出すため、プロボクサーより速い圧倒的な威力のパンチを打つことができるのです。

ですから、硬い殻や水槽などは割れてしまいます。

今までの動画での、パンチが当てられて発生した「パチン」や「キン」という音は放たれた矢が的に命中した音、とイメージすると分かりやすいと思います。

シャコパンチで起きる現象

弓矢の原理で打たれる素早いシャコパンチ。

そのパンチで硬い殻や水槽などを割ってしまいます。

しかしそれだけではなく、シャコパンチでは普段見ることのできない現象が起きます。

キャビテーションの原理・仕組み

水中でシャコパンチが打たれると、指節踵とエサや天敵などといった対象物との間に泡が発生します。

この現象をキャビテーションと言います。

上の動画でも左側のスローモーション映像でシャコと貝の間に泡が発生しています。

この原理は水の中に高速度の流れが発生すると、その部分の圧力が低下して蒸気が発生するという仕組みです。

素早いシャコパンチを打つ際、周囲の水はものすごく速い流れになります。

その時にキャビテーションが起きて、ブクブクと泡が発生したのです。

このキャビテーションは似たような状況で、船やポンプなどのプロペラで発生することがあります。

しかし泡が割れてしまうと、強い圧力がかかって振動が発生したり、プロペラが破損したりすることもあります。

そのため、キャビテーションが原因で事故が発生することがあります。


シャコパンチにシャコ自身は耐えられるのか

弓矢の原理で打つ、速くて圧倒的な威力のシャコパンチですが、肝心のシャコは打つ衝撃に耐えられるのでしょうか。

補脚の指節踵という部分は、ボクシンググローブとみることができます。

当然パンチを打つたびに強い衝撃がかかります。

しかし、指節踵には繊維質が重なっているので、衝撃が分散されるそうです。

まるでボクシンググローブの下に巻くバンテージのようです。

その指節踵を含め補脚は損傷しても、脱皮により元通りになるようです。

ですから、シャコパンチを打ってもシャコ自身は耐えられ、捕食や縄張り争い、天敵などとの戦いに専念できると考えられます。

また、シャコがパンチによるダメージを減らすために、手を抜いてパンチを行う仕組みがあるようですが、まだ良く分かっていません。

実際問題、シャコ自身も痛いと感じながらパンチを打っているかもしれません。


シャコパンチの人間への危険性

海のボクサーと呼ばれることもあるモンハナシャコも含め、シャコは性格が攻撃的なところがある一方、理知的なところがあります。

シャコパンチを受ける可能性があるのはエサとなる貝類などや、縄張り争いを繰り広げる相手、そして天敵などです。

しかし、ダイバーが潜って捕獲しようとしたところ、シャコパンチを受けて怪我をしたという話があるなど、人間にとって文字通り痛い目を見る危険性があります。

そのためダイバーには恐れられていて、自ら近づくことはないようです。

痛いだけでは済まされないシャコパンチによる怪我・骨折

硬い貝殻や水槽を割ってしまうシャコパンチによって、怪我あるいは骨折したという話があります。

・ダイバーが潜って素手で捕獲しようとしたところ、シャコパンチを受けて手の指の爪が割られた。

・シャコパンチを受けて指を骨折、また指を引きちぎられた記録もあるようだ。


いかにシャコパンチが恐ろしいものかと分かっていただけたかと思います。

また直接的ではないにしろ、飼っているシャコがパンチをして水槽を割ってしまい、それで怪我をする場合も十分に考えられます。

このようにシャコパンチを受ければ、下手すると痛いだけでは済まされないほどの大怪我や骨折を負うことも十分に考えられます。

シャコとの付き合い方

ここではシャコ目全般をシャコとします。

シャコは普段は砂地や岩場などに隠れていることもありますが、攻撃的な性格をしています。

不用意に近づくと、威嚇行動をしてシャコパンチを打ってきます。

大変危険な状況なのですが、中にはシャコが歓迎していると勘違いをする人もいるそうです。

そうしてシャコパンチを受けて、痛いと感じて怪我や骨折をしてしまっては、もう遅いのです。

海に暮らしているシャコの生活を邪魔しないように、興味本位で近づかないこと、これは他の野生生物でも同じことが言えます。

水槽などでペットとして飼う場合も同じです。シャコにストレスがかからないようにむやみに触れるのは危険です。

またパンチで割られないように水槽を選ぶ際、アクリルのものを選ぶなどの選択肢も入れておきましょう。

そして漁獲目的で捕獲する場合にも、同じように十分に対策を行うことが必要です。

シャコパンチでなくとも、シャコの補脚の部分にはトゲが存在するので、怪我をする恐れもあるからです。

もし、シャコパンチで怪我や骨折をしてしまったら

もし、シャコパンチで怪我や骨折をしてしまったら、

怪我をしてしまった場合は、傷口を洗ってから消毒を行い、止血を行いましょう。

また骨折した可能性の場合は、すぐに病院へ行きましょう。

命に関わることもあるので、とっさの対応が重要です。

シャコパンチ・まとめ

シャコが獲物を捕食したり、縄張り争いをしたりする時、あるいは天敵と戦うときにシャコパンチは放たれます。

弓矢の原理で放たれたシャコパンチはとても速く、そしてとても強い衝撃です。

硬い殻や水槽を割ってしまいます。

天敵はおらず海中ではほぼ敵なしと言って良く、シャコは恐れられています。

シャコパンチによって人も怪我をする場合があり、下手すると骨折する可能性があります。

決して「痛い」だけは済まされないでしょう。

その小さな体で大きなシャコパンチ、とても驚きです。

自然界にはこのように私たちの想像を超えた世界が広がっているのです。

そのことを改めて気付かされます。

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