大人メンズ・グレーのコート着こなしはコレ!旬なアウターコーデ術!
ちょっとした外出や、彼女とのデート、またビジネスシーンでも大人メンズにとっては品のいいグレーコートの着こなしが大事です。落ち着いた色合いが相手にも好印象を与えます。ここでは大人メンズのグレーコートのアウターでの着こなし方をご紹介しましょう。

目次
- メンズグレーコートと色彩心理
- メンズグレーコートの色彩が与える一般的イメージとは
- メンズファッションとしてのグレーコートの効果
- グレーコートを無意識に選ぶメンズの性格やビジネスとは?
- チェスターコートがグレーなのもメンズファッションで光るコーデ!
- ビジネスシーンで引きたつメンズダークグレーコートの粋な着こなし
- 差し色にブラックを取り入れると引き締まる!メンズグレーコートファッション
- アウターで決める着こなし!グレーを上手く取り入れるメンズスーツ!
- ジーンズとなぜかマッチするアウターコーデ!重宝するメンズグレーコート
- メンズグレーコートはヘアスタイルでもファッショナブルに決まる!
- まとめ:インナーやアウターにもグレーの色彩は大人メンズコーデの基本!
メンズグレーコートと色彩心理
グレーは白と黒の中間色
グレーという色彩は一見華やかではありません。しかし、大人メンズにはもってこいのシックな落ち着きと品格ある雰囲気を醸し出す色合いです。
この色彩をふんだんに用いたメンズグレースーツやコートは、身につける男性にも気品の良さと凛々しいトーンを纏わせます。
モノクロ画像からも学べるグレートーンの美しさ
現在、映画は殆どがカラー映像です。しかし、カラーの色彩というのはよほどバランスが取れていないと見た目に美しい印象を与えません。昔の映画ではモノクロが当たり前でした。 それを「つまらない」と現代の若者たちは感じます。
しかし、才能ある映像作家から見ると「モノクロ画像は美し過ぎて撮影しにくい」と言われるほどです。
モノクロ画像に見られる色彩もやはりグレーと黒です。主張しがちな黒に優しい光を与えるグレーにより、モノクロ画像というのは映像においても写真においても、カラー画像よりもハイクラスな色彩のコンビネーションとなるのです。
これをメンズのグレーコートやコーデに取り入れない手はないでしょう。
若き日のショーン・コネリーから学ぶグレーコートの粋な着こなし
元祖ジェームズ・ボンド、スパイ007の原型となった名優ショーン・コネリーのこのメンズグレースーツの粋な着こなしには目を見張るものがあります。やはりこれはモノクロ画像ですが、色彩あるダークグレースーツに匹敵する大人メンズのグレーコートのお手本と言えるでしょう。
"A silent gesture can convey more in a flash than a minute of spoken dialogue." - Sean Connery” 「1分間にあれこれ台詞を話すよりも、一瞬の物静かな佇まいの方が多くを語るものだ」とショーン・コネリーは名言を残しています。
メンズグレーコートの色彩が与える一般的イメージとは
グレーという色彩に人間が抱くイメージ
一般的に、グレー、灰色にはまずマイナスイメージが付いて回るかと思います。しかし、そのマイナスを驚くほどプラスにしてくれるイメージがやはりグレーには存在するのです。
1.ネガティブイメージ:憂鬱・地味・薄暗さ・無気力・陰気・不安・廃墟・冬空・根暗・疑惑・過去・孤独
2.ポジティブイメージ:穏やか・上品・スタイリッシュ・信頼・落ち着き・クール・エレガント・大人
こちらのグレーが持つ「ポジティブイメージ」を大人メンズのファッションに応用したら、どんなに素敵なメンズが完成することでしょう。色彩にはプラスとマイナスの要素があります。それは人間に長所と短所が備わっていることと同様です。
全身黒のスーツよりも柔らかみのあるグレーコーデ
こちらの男性はネクタイと更に羽織るコートに赤という差し色を用いていますが、パッと見ただけで洗練されているのは、やはりスーツが控えめなグレーで統一されているからでしょう。
春を待ちわびる寒さの中で、その寒ささえもファッションの一部のようなグレートーン。 実にスタイリッシュでエレガントながら、流行の最先端を行っているような輝きも備わっています。
元来「他の色の補色」としても使用されるグレーですが、全身黒で威圧的に決めるよりも、グレーでスーツコーデを抑える方が、見た目にも穏やかで、ストレスのないスーツコーデが完成されています。
メンズファッションとしてのグレーコートの効果
メンズコートにおけるグレーの役割
こちらはグレーを3段階の色彩にデザインしたマフラーをかけていますが、これだけでも春先の寒さが和らぐ温かみの印象が強まります。グレーという色彩は穏やかで上品なので、他の色彩を引き立てる重要な効果をもたらします。
アウターにおけるスーツのコーデにおいても、使い勝手が大変良く、グレーがないとメンズコーデも成り立たないほどではないでしょうか。
いわゆる「補色」であり、他の目立つ色彩の間に品格ある色彩としてクッションの役割を与えます。
江戸時代後期には、曖昧な色合いを好む日本人の性質から、灰色が大変好まれ、庶民の間で大流行し、「銀鼠」「利休鼠」「鳩羽鼠」などと名付けられた歴史があります。微妙な色の差異を当時は「粋」なお洒落として楽しんだのです。
そろそろ春という季節に白にグレーを取り入れて品よくストリートファッション
チャック部分にグレーを取り入れた白いピーコート。そのグレーと合わせたグレーのズポン、そして白のインナー、ピーコートに合わせた白いシューズは大人しいコーデと思いきや、非常に品が良くファッションセンスが光るスタイルです。春の陽射しがそこまでやって来るかのようなお洒落ですね。
グレーコートを無意識に選ぶメンズの性格やビジネスとは?
グレーが好きな人の性格はストイックで生真面目
こちらの画像では、帽子、マフラー、インナーそしてシューズがグレーですが、ファッションとしてはボヘミアン風か芸術肌といったところです。グレーをこのように用いるダンディーなメンズもいますが、一般的にグレーを無意識に選んでしまう人は、生真面目でストイックと言われています。
アウターで引き立つグレーのマフラー
この男性はやや濃いグレーと黒を取り混ぜたマフラーで、インナーの明るいグレーを引き立てています。ニット帽もグレーなのが、アウターのメンズファッションに統一感を与えて、大変粋なコーデです。しかし、この男性に限りませんが、グレーを好む人の心理には「生真面目」「あまり目立ちたくない」といったものがあるようです。
潜在的にグレーを欲する人は「ストイックで固い信念の持主」
グレーという色がもたらす心への影響は、その色を好む本人が無意識に欲しているものと言えます。ビジネスシーンにおいてグレーを好み、「落ち着きたい」「しっかり仕事をしたい」といった性格の人は多少頑固なほどに仕事にこだわります。
ダークグレーが好きな人は自分に対して「自罰的・否定的」ですが、明るいグレーを好む人はその色がもたらすオーラにより「崇高な精神・誇り高さ」を仕事にも自分にも求めます。
無意識にグレーを選ぶ人の適職
こちらの男性はチェックのグレーで決めた上着に明るいグレーのズポンです。そこにインナーのフラウンのチョッキが色合いとして大変マッチしてお洒落です。
しかし、グレーを着こなして真面目に見える人、また、ビジネスにおいてパソコンや椅子、デスクなどに地味に見えるグレーという色彩をつい選ぶ人は、法曹関係といった固い仕事、またビジネスシーンではやや規則を厳格に守るぐらいの法務・薬事・経理・総務・庶務・システムといった方面が適職でしょう。
チェスターコートがグレーなのもメンズファッションで光るコーデ!
全身を薄目のグレーチェスターコートで決めるのは上品でハイファッション!
チェスターコートは本来膝丈までの長さがあります。こちらの男性のチェスターコートコーデは色合いのバランスが非常に美しいものです。やや濃い目のグレーチェスターコートの中に黒のタートルネックセータ、ズボンもそれに合わせた黒ですので、ファッションにスタイリッシュな統一感が生まれます。
このようにチェスターコートはまだ春が来ない寒い冬の外出着として、シンプルに且つエレガントに羽織ることの
できるコートとして大変重宝します。
それにしても、「チェスターコート」の由来が気になりますね。
チェスターフィールドコート (Chesterfield coat) とは、外套の一種である。丈はやや長めが基本であり、膝程度が一般的である。見た目はフロックコートや背広に近い。 19世紀に、チェスターフィールド伯爵がはじめて着たのが最も有力な由来とされる。特にヴィクトリア時代下のイギリスでは、男性の外套として流行した。
現在の日本では、お洒落なビジネスコートになっている「チェスターコート」ですが、このコートの命名はいかにも英国らしく「チェスターフィールド伯爵」という貴族が着たことから始まったのですね。 ヴィクトリア時代の英国にピッタリの、気品を保つメンズの身だしなみであったことが伺われます。
シルバーに近いグレーを取り入れたヴィクトリア朝時代の着こなし
こちらの男性は伝統的なチェスターコートの下に、シルバーに近いグレーのインナーを合わせたスタイリッシュ且つトラディショナルな美しい着こなしを決めています。 また襟元も明るいグレーをタートル状に結び、high collar としている点が全体のバランスを保つのに重要なポイントです。
やや冷え込む春先に映えるコーデです。 当時のチェスターコートは膝下ぐらいまでが普通で、その長さが紳士らしさを醸し出していたのです。
このような男性のファッションは、明治初期に英国人技師・通訳・語学教師として日本を訪れた人々を思わせ、レトロでロマンティックですね。
ビジネスシーンで引きたつメンズダークグレーコートの粋な着こなし
ビジネスシーンでは統一感のあるダーククレーコートのインパクトを相手に与えることが大事
ビジネスシーンではダークグレーなど色彩に気を配り、メンズファッションを統一すると、商談相手に与えるインパクトが強いものです。自分の属している企業の上流で品格の高いイメージを相手にまずオーラとして伝えることで、その後の商談もスムーズに進むものです。
もちろん社会人としての言葉遣いやマナーも非常に大切なのですが、キリッと決まったダークグレーのファッションで商談に臨みましょう。そこでグレーをインナーのチョッキとして用いると、ファッショナブルなセンスが相手に伝わることでしょう。
ビジネスシーンで大活躍のダークグレースーツ
ビジネスシーンではややダークグレースーツの方が、商談相手にも職場でも「仕事ができる」印象を強めます。シンプルでメリハリが効くダークグレーの色彩に、黒のタートルネックは粋な着こなしです。シューズは茶系統のブランド物が全体のコーディネートを引き締めるでしょう。
差し色にブラックを取り入れると引き締まる!メンズグレーコートファッション
ブラックインナーと紺のジーンズで地味なグレーコートを大人メンズのお洒落上級アイテムに!
このグレーコートは、一見、衛兵の制服のようで非常に地味なものです。しかし、ヘアスタイルを整え、黒メガネという出で立ちに、ブラックのインナーを合わせてみて下さい。それだけで地味なグレーコートがシックなアイテムになります。
またジーンズの色も軽やかに見立て、普通の紺のジーンズを合わせると、グレーコートにブラックインナーで引き締まった印象に緩さを持たせ、春先の小粋なコーデが完成します。
ダークグレーと明るめのピーコートでお洒落
こちらは全身がグレーです。ただ、色彩に微妙な差異があるため、ファッショナブルに決まっています。インナーは白めのグレー。それ以外はハットにダークグレー、ピーコートに落ち着いたグレー、ズボンに青みがかったグレーを用いています。
あとはピーコートの黒いボタンと手袋に黒を取り入れたグレーの色彩だけで、春を呼び込む上品な統一感が生まれていますね;
アウターで決める着こなし!グレーを上手く取り入れるメンズスーツ!
さり気ないジャケットにグレーを取り入れるのもメンズファッション
インナーはやや明るいグレーですが、まだ春が遠い季節にはダークグレーのジャケットを羽織り、ジーンズもダークグレーで決めてみましょう。インナーの黒いタートルネックのセーターがより引き立ち、大人メンズのお洒落が光ります。
グレーのピーコートとズボンで自由なアウターの着こなし
グレーは中間色で、他の色を補う効果があります。そこで、白いインナーや渋めのチョッキを着た上に、グレーのピーコートを着てみるのも、スーツのように決めない時にはアウターのスパイスの効いたファッションになります。
スボンもグレーというのもお洒落ですが、この場合青いくたびれたジーンズでも、全体のコーデに緩さを持たせて、
粋な着こなしになりますね!
ジーンズとなぜかマッチするアウターコーデ!重宝するメンズグレーコート
バーバリーブランドのピーコートにグレーを添えて
この男性はベージュのバーバリーブランドピーコートを着用していますが、インナーはややグレーです。このピーコートにグレーのマフラーや、ダークグレーのズボンを合わせるのも粋なファッションになりますね。
春の陽射しを浴びて走る大人メンズのコートコーデ
もうインナーも薄手でいいような季節。このインナーにグレーを取り入れ、ズボンは薄いベージュです。
コートはピーコートぐらいの長めでコーデ全体を引き締める紺です。赤いシューズもまた、アウターで映える遊び心いっぱいの差し色になっていますね。
メンズグレーコートはヘアスタイルでもファッショナブルに決まる!
長めのアシメで今時メンズを印象づけては?
グレーコートに黒のインナーという品あるコーデにはどんなヘアスタイルも似合いますが、このようなアシメスタイルをやや伸ばした髪型は、服装に柔らかさを一層添えるヘアスタイルですね。

出典: http://zozo.jp
グレーのジャケットにロングパーマヘア
インナーは白と軽めに。ズボンも黒が引き締まりますね。
ここではグレーのジャケットにロングパーマヘアというのがなかなか粋なファッションです。寒い冬、青いニットがグレージャケットと色合いがバッチリ決まり、メンズコーデも生き生きしたものになっていますね!
明るい春を思わせるアクティブな着こなし
この男性はセーターにグレーを用い、コートの黒や青いジーンズを引き立てています。
また、ヘアスタイルもマッシュの前髪をふわりとさせ、全体に活発で明るいイメージのコーデに仕上げていますね。このようなグレーセーターの着こなしもあるのです!
まとめ:インナーやアウターにもグレーの色彩は大人メンズコーデの基本!
コーデの一部にグレーを取り入れるだけで大人メンズの粋な着こなしに!
いかがでしたか?
普段はグレーは「目立たない」「ちょっと地味」と敬遠されがちですが、上手にコーデに取り入れるだけで、本当に上品な着こなしとなるのです。今までグレーを避けていた人も、ぜひこの春先にグレーにチャレンジしてみて下さい!きっと品格あるお洒落が楽しめますよ!