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モンシロチョウの幼虫→さなぎ→成虫まで!青虫の飼い方・育て方まとめ

寄生蜂 アオムシサムライコマユバチ

この寄生蜂は、青虫の体内に約80個の卵を産卵します。卵を産み付けた後、約2週間で寄生している幼虫は青虫の体を食い破り、繭を作って孵化します。
それでは、なぜアオムシサムライコマユバチは青虫の居場所を的確に発見し寄生させることが出来るのでしょうか。
キャベツ等のアブラナ科植物は、青虫からの食害を感知すると揮発性のカイロモンという化学物質を放出します。このカイロモンを頼りにアオムシサムライコマユバチのメスは青虫の居場所を突き止めることが出来ます。

メス蜂が産卵をする際、寄生制御物質等を卵と共に青虫に注入し、青虫は寄生蜂の卵及び孵化した幼虫が、体内に寄生されていても異物として認識されることはないので、問題なく寄生することが出来ます。

寄生蜂の幼虫は、青虫の体液を吸収し成長し、青虫の体内で一度脱皮をし、寄生後約2週間で80匹が一斉に青虫の体を食い破って外部に出てきます。この時に最後の脱皮をしながら出てきて青虫の上で繭を形成します。

春の間は、この寄生蜂の個体数が多くない為、モンシロチョウの青虫が無事に育ち、成長してモンシロチョウとなることが出来ますが、夏ごろになると寄生蜂の個体数が一気に増える為、夏場は青虫の約90%近くが寄生されていると言われています。

余談にはなりますが、このアオムシサムライコマユバチの蛹に対する高次寄生蜂も存在しています。食物連鎖の世界がここにも存在します。

青虫を飼育している側からすれば、このアオムシサムライコマユバチはにっくき天敵ですが、彼らもまた生きる為に必要な行動なのです。

室内の飼育ケースの中で飼っていれば、寄生される可能性は低くなります。

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