礼服はスーツと違う?男性は冠婚葬祭でも大丈夫?【ボタン/襟/色】のイメージ

礼服はスーツと違う?男性は冠婚葬祭でも大丈夫?【ボタン/襟/色】

男性が冠婚葬祭で着る礼服とはどんなものかご存知ですか?礼服とはスーツとどんな違いがあるかご存知ですか?スーツと礼服の違いや、どんな場面で着用できるのか、毎回クリーニングに出すべきかなど気になるポイントをまとめました。これで冠婚葬祭もバッチリ決まります。2017年08月20日更新

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意外と知らない!?礼服の基礎知識

冠婚葬祭の際、男性が着用するのが礼服です。礼服の存在はなんとなく知っていても、実際に着る機会は意外と少ないものです。どんな時に着用していいの?スーツとの違いは?など詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。

しかし大人の男性としてきちんとTPOに合わせた服装を身に着けることは大切なマナーのひとつです。

今回は意外と知らない礼服についてくわしくご紹介していきます。

礼服ってそもそも何?どんなものを指すの?

出典: https://ja.aliexpress.com/price/tailcoat-jacket_price.html

燕尾服

テールコートとも呼ばれる燕尾服は、男性の夜の一番格式の高い服装です。

礼服の種類1 正礼装とは

出典: http://www.yumeyakata.com/mens_formal/set_morning.html

モーニング

内閣の閣僚発表の他、結婚式で両家のお父様が着用することがよくあります。

礼服とは、冠婚葬祭の際に着用する服の総称です。着用するシーンによってレベルの異なる礼服があります。

レベルの高い順に紹介していきましょう。

一番格の高い礼服です。男性の場合はモーニングコート、燕尾服が正礼服にあたります。晩餐会や園遊会などで着用されます。結婚式では花嫁の父がモーニングコートを着用することもあります。
午前中から昼まではモーニングコート、午後からは燕尾服を着用します。

燕尾服とは、男性の夜の礼服で一番格が高いとされているものです。停るコートとも呼ばれます。特徴はジャケットの後ろ見ごろです。ジャケットのすそが燕の尾のような形をしていることからこう呼ばれます。
燕尾服は白の蝶ネクタイを着用するのがルールです。そのためホワイトタイと呼ばれることもあります。ドレスコードに「ホワイトタイ」とある晩餐会の招待状をいただいたら、燕尾服を着用しなくてはなりません。

モーニングコートとは、昼の男性の正礼装です。内閣が発足した際、階段に閣僚が並んで写真撮影を行う際に着用しているものが、モーニングコートです。黒のジャケットにグレーのストライプのスラックスを合わせます。

礼服の種類2 準礼服とは

出典: http://profile.ameba.jp/tuxedo-atelier/

タキシード

男性の夜の略礼装であるタキシード。結婚式の新郎が着用することが多い。

2番目に格式の高い服装です。男性の場合はディレクターズスーツ、タキシードがこれに当たります。
午前中から昼まではディレクターズスーツ、午後から夜はタキシードを着用します。

ディレクターズスーツは、黒のジャケットにグレーのスラックスを合わせます。ジャケットはモーニングコートよりも裾が短く、通常のスーツのジャケットとおなじ形をしています。企業の重役などが好んできたことから重役を意味する「ディレクター」スーツと呼ばれます。

タキシードは上下同じ色のジャケットとスラックスを合わせます。黒のタキシードが一番格が高く、その他の色は礼装としての格は1段下がります。燕尾服が白の蝶ネクタイを着用するのに対し、タキシードは黒の蝶ネクタイを着用します。そのため、ドレスコードで「ブラックタイ」と指定があった場合はタキシードのことを指します。ジャケットはピークラペルというヘチマのようなかたちの襟が特長です。カマーバンドや靴などの指定もあります。

礼服の種類3 略礼服とは

通常結婚式にゲストとして招かれた際のドレスコードに当たります。男性の場合はブラックスーツです。通常「礼服」といえばブラックスーツのことをイメージする方がほとんどです。
ブラックスーツは昼夜関係なく着用が可能です。通常の黒のビジネススーツとは細部に違いがあります。

礼服と普通の黒スーツとの違いは?

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB-%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC-6300/dp/B00TDF386Q

ブラックフォーマルスーツ

ここからはブラックスーツのことを礼服と呼びます。礼服と普通の黒スーツとの違いはどこにあるかご存知ですか?

ぱっと見た目でわからないから黒のビジネススーツでいいや!と思って結婚式に着ていくと、細かいところをチェックされて「違う!」とばれてしまうこともあります。

礼服と普通の黒スーツとの見た目の違いは、「襟のステッチ」「ベント」「パンツの裾」「色」などがあります。
それぞれの違いを詳しく解説していきましょう。

1. ジャケットの襟のステッチ

礼服はジャケットの襟部分にステッチが入っていません。
ステッチが入っていない方がよりフォーマルに見えます。

2.ベント

ジャケットの裾部分に入っている切れ目のことを「ベント」と呼びます。スーツでは主にセンターベントという背の中心にベントが入っていることが多いかと思います。

ベントは動きやすく目的で入れられるものです。そのため礼服はノーベント、ベントがないデザインになっています。

出典: http://www.nicole-net.co.jp/monsieur/entry/004158.html

ベントの種類

3 パンツの裾

パンツの裾は普通のスーツではダブル、シングルなど好みのものを選ぶことができます。しかし、ダブルの裾はもともとオシャレ目的で生まれたものです。
そのためカジュアル度が高くなり、フォーマルにはふさわしくありません。

礼服ではシングル、もしくはモーニングカットと呼ばれる裾になります。
モーニングカットとは、パンツの裾を後ろに向けて斜めにカットしたものです。
甲に比べてかかとの裾が長くなっています。モーニングコートのパンツがこの形になっていることからこう呼ばれています。

脚長効果もあるのでこちらを選ぶのもおすすめです。

出典: http://item.rakuten.co.jp/kokubo/9999-2-w-2pants/

ダブルの裾

4 色

同じ黒といっても、フォーマルに使える礼服は黒の色がとても濃いものです。何度も繰り返し染めることで、深みのある黒に仕上げています。
通常のスーツは1度しか染めないため、光に透けると色が淡くなります。しかし、フォーマルのブラックスーツは何度も繰り返し染めたり、一度深い赤に染めた後、黒に染めるなど手間をかけて染めるため、まさに「漆黒」というのがふさわしい色合いです。

出典: https://www.aoki-style.com/static/formal/

礼服と普通の黒スーツの色の違い

ダブルとシングルの礼服はどちらを選べばいい?

ダブルとシングルには、礼服としての「格」の違いはありません。ですのでデザインとしての好みで選んでいただいて大丈夫です。
かつては礼服はダブルが主流でしたが、現在では若い方を中心にシングルを選ぶ方が多いようです。
シングルで、少し細身のデザインを選ぶと、若い男性にはオシャレに見えるのでおすすめです。ダブルは恰幅が良いかたにはよく似合います。

冠婚葬祭の礼服の扱いとは

冠婚葬祭における、礼服の扱いについてご紹介します。

礼服はお葬式やお通夜にも着て行けるの?

出典: https://www.kazokuso.net/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E8%91%AC%E3%81%A8-%E3%81%8A%E8%91%AC%E5%BC%8F-%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/

葬儀における喪服の基本は礼服です

礼服はお葬式などの不祝儀と、結婚式などの祝儀ごと、どちらも着用できるとされています。メンズ服を販売しているお店で「礼服」「フォーマル」として販売されているブラックスーツならばどちらの場に着て行くことも可能です。

お通夜は基本的には「訃報を聞いて駆けつけるもの」なので、礼服ではなく黒や濃いグレーのスーツを着ていくものとされています。
ネクタイは黒または地味な色合いのものを選びましょう。

お葬式に礼服を着る時の着こなしのポイント

出典: https://www.e-sogi.com/magazine/?p=5883

白のシャツと黒ネクタイ

レギュラーカラーの白無地のシャツに黒の光沢のないネクタイを合わせます。黒のネクタイは細すぎるものはオシャレですがカジュアルに見えるため、葬儀用の物を選びましょう。

靴は内羽根式のストレートチップかプレーントゥを履きます。金具のついた靴やスリッポンなどはNGです。

喪主の場合は礼服(ブラックスーツ)で大丈夫?

喪主はお葬式の場において、弔問客を迎える立場です。お通夜では礼服(ブラックスーツ)でかまいませんが、お葬式の際はモーニングを着用するのがマナーです。
喪主を務める機会はそう多くはありませんが、覚えておくといいでしょう。

普通の黒のスーツをお葬式に着るのはNG?

葬儀の場は、結婚式などの祝儀ごとよりも厳格に服装のマナーが求められます。特に色は重要なものです。
礼服は、漆黒にするために何度も重ねて染めてあります。その礼服を着ている集団の中で、黒と言えど色が浅い、普通の黒スーツを着ていくと確実に浮きます。
両隣の方の礼服の色と、自分の黒スーツの色の違いがはっきりわかるでしょう。
お通夜はかまいませんが、お葬式には黒スーツではなく黒の礼服を着用することをおすすめします。

結婚式に礼服を着ていく時のポイントとは?

出典: http://2jikaiwedding.net/archives/5

結婚式

礼服は結婚式にゲストとして参列する場合にも着用できます。葬儀との違いは小物を使って華やかに見せることです。
結婚式に参列する男性ゲストは、ほとんど同じような黒の礼服を着ています。小物にこだわることで、他の方よりも素敵に見せることができるのです。
礼服を祝儀ごとにふさわしく華やかに見せるポイントをチェックしていきましょう。

ネクタイは白や明るいグレー

出典: http://item.rakuten.co.jp/novianovio/010305na001/

結婚式のネクタイ&チーフ

結婚式とお葬式の大きな違いはネクタイの色です。白や明るく光沢のあるグレーなどが結婚式にふさわしいネクタイとされています。

ネクタイに合わせたチーフをプラス

ポケットチーフを差し込むことでぐっと華やかでおしゃれに見えます。
ネクタイとセットで購入するとコーディネイトが素敵になります。

ベストを着用する

出典: http://promptreport.com/marriageceremony-afterpromparty03/

スリーピース

ジャケット、パンツにベストをプラスしたスリーピースにすることで、ぐっとフォーマルさがアップします。
もともとスーツはベストも合わせたスリーピースだったものが、ベストが省略されて現在のスタイルになったのだそう。
そのため、ベストをプラスすることでフォーマルさがアップするのです。

ベストは礼服とは違う色をセレクトしても◎!

シャツの袖はダブルカフス

出典: http://www.ozie.co.jp/base/cuff.htm

カフスボタンもオシャレ!

結婚式では白のワイシャツを着用することが一般的です。しかし、同じ白のシャツでもぐっとフォーマル感を出せるのがダブルカフスです。

ダブルカフスとは、袖口を折り返してカフスボタンで留めるデザインのことです。
一般的なボタンで留めるシングルカフスに比べてぐっとフォーマルに見えます。また、カフスボタンにこだわることでオシャレ度もアップします。

若い男性ならおしゃれなスーツを着用するのも◎

礼服はマナーを守るうえで絶対外さないアイテムですが、きちんと感が強い分、オシャレさは低いものです。ある程度カジュアルな結婚式なら、礼服ではなくオシャレなスーツを着るのもアリでしょう。

色はチャコールグレーやネイビーをセレクト

おしゃれに見せつつも、ある程度きちんとした雰囲気を出すのが結婚式に出席する際のマナー。色は濃いチャコールグレーやネイビーを選び、ビジネススーツとの違いを出しましょう。

茶色やライトグレーのスーツはビジネススーツ感が強すぎます。また、礼服ではない黒のスーツは、礼服の漆黒との差が目立ちすぎ、いかにもビジネス用の黒スーツ感が出てしまいます。

あえて礼服ではないスーツをセレクトするなら、黒のビジネススーツは避けましょう。

礼服だとクリーニング料金が高いのはなぜ?

礼服と普通のスーツだと、クリーニングの料金が違うことがあります。それはなぜなのでしょうか?
その理由は、礼服だと「ハイクラスコース」などランクが高いコースをおすすめされるからです。

礼服は一般的なスーツに比べて高級品に分類されます。その分、取り扱いもデリケートなのです。
何度も購入するのではなく、長く着る方が多いので、普通のスーツよりも気を使って仕上げられます。

また、一度着た後はしばらくしまっておかれることが多いため、防虫やプリーツ加工、撥水加工などさまざまな加工をすすめれます。

ハイクラスコースであれば最初から加工が含まれているお店もあります。

礼服はレンタルでも大丈夫?

たまにしか着ないものだけに、礼服はレンタルで済ませたいという方もいるのではないでしょうか。
結婚式など祝儀ごとはあらかじめ日時が決まっているため、レンタルでも大丈夫です。結婚式に参列する両家の父はモーニングを着用します。生涯に何度も着るものではないため、レンタルする方がほとんどです。

しかし、お葬式はどうでしょうか?お葬式は祝儀ごとと違い、突然やってくるものです。当日知らさせることも多く、レンタルしていては間に合わないこともあります。即日発送してくれる礼服レンタルのサービスもありますが、交通事情などで到着が遅れる場合もあります。
大人の男であれば、きちんとした喪服のセットは用意しておくことがおすすめです。

礼服の選び方のポイントとは?

礼服は、冠婚葬祭といったかしこまった席に着ていくものです。おしゃれであることよりも、マナーに合った服装をすることが大切です。特にお葬式などではオシャレに気を使いすぎると、遊び気分で着ているように見えてマイナスな印象になってしまいます。
オーソドックスなデザインのものをえらぶよう心がけましょう。

礼服はオーソドックスなデザインのものを選び、体形が変化しなければ何年も着られるものです。その分、すこしよいものを購入するのもいいですね。

スラックスのウエストをアジャスターで調節できるタイプもあります。そちらを選んでおくと体形が変化した時に対応できて便利です。

もちろん健康のためには体型維持を心掛けてくださいね。

まとめ

大人の男性にとって、冠婚葬祭における服装のマナーを守ることは大切なことです。
礼服(ブラックスーツ)は冠婚葬祭のどの場においてもマナー違反にはならない、ある意味万能なもの。
一度購入すれば長く愛用できるので、ぜひ一度手に取ってみてください。

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