ミニ盆栽の作り方!初心者でも簡単に作る方法&育て方まとめ【動画/入門】のイメージ

ミニ盆栽の作り方!初心者でも簡単に作る方法&育て方まとめ【動画/入門】

海外で評価の高い日本の盆栽。初心者でも手軽に出来るミニ盆栽が人気です。作り方や育て方もミニ盆栽なら負担が少なく始めることが出来ます。そこで四季折々を身近に感じる事が出来る、初心者でも可能なミニ盆栽の作り方や育て方を調べて見ました。2017年08月20日更新

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盆栽について

草木を鉢に植えて自然の風景を再現する日本独自の園芸です。小さな鉢に山水の様相を切り取って鑑賞する芸術性の高い園芸。
剪定を施して枝振りを整えたり、人工的に枝を屈曲させるなど、さまざまな技法を凝らし、大自然の景観を凝縮して鉢の上に作り上げます。
常に変化し続ける植物を育てるので完成がありません。時間と手間を掛けて何百年と生き続ける植物を育てるのも魅力の1つとされています。盆栽の中には樹齢数百年を超えるものもあり、高額で取引される事も。

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初心者におすすめ!ミニ盆栽の作り方や育て方も簡単!

地上部分が10㎝以下のものを小品盆栽、あるいはミニ盆栽といいます。手のひらに収まるほどの小さな盆栽は手軽で置き場所にも困らないので大変人気があります。

ミニ盆栽用の草木は比較的安価で手に入ります。鉢も湯飲みで代用出来るし、用土も少量で済むので気軽に始められますよ!

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初心者のためのミニ盆栽の作り方、育て方。必要な道具は?

出典: http://www.bonsai-techo.jp/bonsai_column/img/01/03.jpg

それでは、ミニ盆栽を作るために必要なものについて説明していきます。

鉢(手のひらに乗る程度の小型のもの)

盆栽の鉢を選ぶ時、色、形、機能、植える植物との相性やバランスなど、こだわりだすとキリがありません。 しかし、初心者がミニ盆栽を作る場合は、とりあえず手のひらに収まるくらいの器で、底に穴が開いたものなら良いのではないでしょうか。
底に穴が開いていない場合は直径6~7ミリの穴を開けましょう。

盆栽の鉢用に作られたもので無くても、お菓子やプリンの入れ物だったり、湯飲み茶碗などでもかまいません。底に穴を開ければ鉢として使えますので、お気に入りの容器をミニ盆栽の鉢にしてしまうのがおすすめです。
ミニ盆栽用の鉢として避けた方がよいのは派手な色や模様のもの。主役はあくまでも植物です。鉢ばかりが目立ってしまうのは本末転倒。明るい色の鉢よりも暗めの色や模様の鉢がよいでしょう。

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ミニ盆栽の根を張るために土台となる用土

鉢は他のもを代用したりしても良いのですが、盆栽に使う土は盆栽用の用土を用意してください。盆栽以外に使われる花壇用の土や畑用の土は使わないように注意しましょう。

・火山礫(かざんれき)
火山噴火での噴出物で、直径が2ミリ以上~64ミリ以下のものが火山礫とされています。ちなみに、直径2ミリ未満は火山灰、直径64ミリ以上のものは火山岩塊と呼ばれています。
有名な火山礫として、富士砂、桐生砂、などがあります。

・赤玉土(あかだまつち)
赤土を乾燥させたもの。粒の大きさが、大粒、中粒、小粒、細粒とあり、ミニ盆栽には小粒の赤玉土を使います。弱酸性で通気性と保湿性、保肥性に優れた用土です。
赤玉土自体には栄養がありませんが、そのため雑菌も付かないのでミニ盆栽での万能用土として重宝されています。
栄養は必要な時期に液体肥料または固形肥料を適量与えます。

・腐葉土
枯れ葉や枯れ枝が微生物やバクテリアによって分解、発酵されたものです。通気性、保水性、保肥性を改善するために使われることが多い用土。
市販されている腐葉土の中には発酵が十分でないものがあるので、しっかり発酵した腐葉土を使うようにしましょう。

・ケト土
水草、水生、湿性植物が枯れて水の底に堆積して粘土状に変化した土のことをいいます。水分のあるときは大変粘りけが強く、乾くと堅くなります。
ミニ盆栽では鉢と草木を結びつける接着剤のような使い方をしたり、苔を貼り付けたりする時に使います。

・ピートモス
水苔などの水生、湿性植物が堆積して出来た泥炭層を乾燥させて細かく砕いたものです。酸性で水持ちが良く、用土に混ぜると軟らかい土になります。
湿地帯を好む植物を植えるときに使うと良いでしょう。また、酸性よりの用土にしたいときにピートモスを混ぜたりします。

ミニ盆栽の主役!ミニ盆栽用の草木

・ミニ盆栽用の草木
盆栽といえば松を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。赤松や黒松などは盆栽の王道。ミニ盆栽でも松の育成が出来ます。
桜や梅など花が咲く花物盆栽も人気です。楓類のもみじなど紅葉が楽しめる木、それにケヤキなどもあります。
樹木以外にも草類やコケ類もミニ盆栽で育てることが出来るので好みの草木を選ぶと良いでしょう。

その他のミニ盆栽作成に必要な道具

・鉢底ネット
鉢の用土が底から出ない程度の網目を用意しましょう。
鉢底ネットが手に入らない場合は、鉢底の穴より少し大きな石や陶器のかけらでも代用が出来ます。

・フルイ
ミニ盆栽用の用土のために網目の違うフルイを用意しましょう。できれば網目の大きさが5~4ミリ、4~3ミリ、1ミリ程度、1ミリ以下の4種類ほどのフルイを用意してください。

・棒または木片
端を薄く削った割り箸などを用意しましょう。鉢に用土を詰めたり整えるのに使用します。

・剪定ばさみ
ミニ盆栽の場合、家庭用の普通のハサミでも大丈夫です。初心者だけど本格的にミニ盆栽を育てたいと思っている方は、ホームセンターや専門のお店で剪定用のハサミを購入されることをおすすめします。
やはり道具がしっかりしているとより深く楽しむことができますよ!

・如雨露(じょうろ)
コップで水をあげても良いのですが、勢いよく掛けてしまうこともあるので、水の出口が細くなっている小口の如雨露を使いましょう。

・霧吹き
夏場は欠かさず使いたい霧吹き。葉っぱに水分補給するために使います。

・ピンセット
あると便利なので出来れば用意しておきたい道具です。害虫の駆除や枯れ葉や雑草の掃除などいろいろと使い道があります。

初心者でも出来るミニ盆栽の作り方

道具がそろったら、さっそくミニ盆栽を作ってみましょう!
ポイントさえ押さえておけば大丈夫です。

初心者でも出来るミニ盆栽の作り方その1 鉢底ネットを固定する

鉢底ネットは、用土が底の穴からこぼれでないようにするためと、害虫の侵入を防ぐ目的で鉢の底に敷きます。また水が鉢の底の穴から流れ出るようにするためでもあります。

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鉢の底に鉢底ネットを敷きます。ネットと穴の間に隙間が出来ないように、ネットの大きさを調節してください。
そして針金ワイヤーで鉢底ネットを鉢に固定します。

初心者でも出来るミニ盆栽の作り方その2 鉢の底に火山礫を敷き詰める

出典: http://image1.shopserve.jp/bonsaiharukaze.com/pic-labo/llimg/DSCF0779.JPG?t=20150213081128

粒が大きめの火山礫を鉢の底に敷き詰めます。

火山礫は無数の小さな穴があり、通気性が良い用土。軽石を砕いて代用することも可能です。水はけを良くするために鉢の底に用います。

初心者でも出来るミニ盆栽の作り方その3 苗木の下準備

出典: https://www.bonsaimyo.com/cparts/images/ueka17.jpg

土を落とした苗木を用意します。そして鉢に合わせて根を切りそろえます。

枝が伸びすぎていたり、枯れた枝がある場合は切り落としておきます。

初心者でも出来るミニ盆栽の作り方その4 用土の作り方

出典: https://www.bonsaimyo.com/upload/save_image/m892.jpg

赤玉土、火山礫、腐葉土、ケト土、ピートモス等、これらの土を配合してミニ盆栽の土台となる用土を作ります。
基本的には火山礫と赤玉土を混ぜて通気性と保水性を保った用土を使います。育てたい草木によって、腐葉土やケト土、ピートモスを加えたり、火山礫と赤玉土の配分を変るなどしてミニ盆栽に最適な用土を作りましょう。

鉢に入れる用土を配合します。大方の目安として火山礫6~7割、赤玉土2~3割、適時ピートモスか腐葉土を加えます。保水力を高めたい場合は赤玉土を増やすと良いでしょう。鉢の深さ、大きさ、植える草木で配合の割合が変わってきます。

配合が完了したら、鉢の3分の1位まで用土を入れます。

初心者でも出来るミニ盆栽の作り方その5 苗木の位置を決める

苗木をどの位置に置くか決めます。鉢の真ん中に置くか、端の方に置いて動きのある感じを演出するか、鉢の形や苗木の枝振りなどを考えて決めます。

だいたいの位置が決まったら、苗木の根が鉢全体に置かれるように植えて、残りの用土を入れます。
苗木の位置がずれないように注意しながら入れてください。

場合によっては針金などで固定します。

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初心者でも出来るミニ盆栽の作り方その6 残りの用土を入れる

鉢の9分目まで用土を入れ終えたら、根を傷めないよう根と根の間に用土が入るように棒で押し込みます。
苗木が安定するように鉢の縁側に向けて押し込み整えましょう。

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初心者でも出来るミニ盆栽の作り方その7 仕上げ

出来上がったミニ盆栽に、水を少しずつじょうろで掛けます。鉢の底からポタポタと水が落ちるくらいになるまで、たっぷりの水をかけます。鉢の底から落ちる水が透明になったらOKです。

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最後に苔を張っていきます。

苔は無くても良いのですが土の部分に苔を張ると、より盆栽らしくなって見栄えがいいですよね。
ミニ盆栽で苔が敷き詰めてあると、自然の一部を切り取ったような雰囲気が出来上がり完成度が高まります。

これでミニ盆栽の完成です。

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入門用にピッタリ、苔盆栽の作り方

基本的なミニ盆栽の作り方を紹介してきましたが、最もシンプルで初心者の入門用にピッタリなのが苔盆栽です。

では、その苔盆栽の作り方を見てみましょう。

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鉢底ネットを鉢底に取り付けます。針金でネットを固定しましょう。

次に水はけ、水持ちのよい土から入れていきます。

鹿沼土、赤玉土の順に入れていきます。最後に敷き詰める程度に黒土を入れます。その際、苔を最後に盛るため上に少し隙間を空けておきます。

苔受け皿を下に敷いて水をたっぷりかけます。

最後に苔を鉢に合わせて切り分け、土の上に盛ってレイアウトしましょう。
はみ出した部分を指で押さえ、最後にピンセットで形を整えれば完成です!

初心者でも出来るミニ盆栽の育て方

せっかく作ったミニ盆栽。だいじに育てたいですよね。
ミニ盆栽を育てる上で大切なのは
・置き場所
・水やり
・肥料
・剪定
・植え替え
です。
それでは、これらの項目を詳しく見てみましょう。

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初心者でも出来るミニ盆栽の育て方その1 置き場所

基本的に室内には置きません。どうしても室内に置きたい場合は乾燥に注意するようにしましょう。エアコンの風が直接当たるような場所は、乾燥しやすいので置かないように。日当たりがよくて風通しのよい窓際などが理想です。
室外に置く場合は、日当たりがよくて風通しのよい場所に置きます。真夏の直射日光が当たる場所、風通しの悪い場所、そして全く日が当たらない場所は避けるようにしましょう。

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初心者でも出来るミニ盆栽の育て方その2 水のやり方

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ミニ盆栽を育てる上で、水やりはとても重要な作業です。用土の表面が乾いたら水をやるのが基本。鉢の底から水が出るくらいたっぷり水をかけるようにしましょう。一日に一回水やりをすれば大丈夫ですが、夏の暑い日などは状況を見て一日に二回程度、冬は二日に一回が水やりの目安になります。

ミニ盆栽は土が少ないので、乾燥しやすいです。そのため水やりを忘れないように心がけましょう。
水やりは水分補給以外に、酸素を補給する目的もあります。新しい水を与えることによって土の中で水が流動して根に酸素が運ばれます。鉢の底に穴があり、その穴から水が流れ出てくるまで水を与えるのはそのためです。

初心者でも出来るミニ盆栽の育て方その3 肥料の与え方

鉢の中が自然界と同じようにバランスが取れていれば肥料を与える必要はありません。水、養分そして微生物が働いて理想的な状態であれば木は元気に育ってくれます。肥料を与えることよりも、適切な盆栽の置き場所、水やり、剪定や植え替えが重要でしょう。

しかし、理想的な環境を構築するのは大変です。そんなときは補助的に肥料を与えて養分を補いましょう。
根が活動していない休眠期である冬は肥料を与えません。夏場も光合成による栄養供給が十分になされている時期なので与えません。春または秋に、必要最小限の肥料を与えるようにしましょう。

初心者でも出来るミニ盆栽の育て方その4 剪定の方法

ミニ盆栽で剪定を全くせずに育ててしまうと、枝が伸び放題、ボサボサの不格好な木になってしまいます。剪定して樹形を整えるのはミニ盆栽を育てる上で大切な作業です。

しかし、初心者だとどの枝を切れば良いのかわからないと思います。
剪定の基本は将来的に枯れる枝を切ることです。自然の法則で日当たりが悪い枝は育ちにくく、やがて枯れてしまいます。バランスを考慮しながら、枯れそうな枝を剪定しましょう。

具体的には立ち枝と呼ばれる真っ直ぐ上に伸びた枝や、落ち枝と呼ばれる下方向に伸びている枝を切ります。

他にも車枝と呼ばれる幹から四方に枝が伸びている場合。一本残して残りは切ります。重なり合っている絡み枝も日当たりが悪くなるので剪定しましょう。

初心者でも出来るミニ盆栽の育て方その5 植え替えの方法

鉢で植物を育てていると植え替えが必要になってきます。ミニ盆栽も生育が早い木なら2~3年に一回。松柏類の松や杉など、生育が遅い木は3~4年に一回を目安に植え替えをしましょう。

では何故植え替えが必要なのでしょうか?それは、鉢に入れたままでは根が伸びて詰まってしまうからです。根が鉢の中を占領した状態では、水はけが悪くなったり水持ちが悪くなります。そうすると、やがて根腐れを起こして木が枯れてしまうのです。

伸びすぎた根を切り詰め、新しい用土に変えて、水はけと水持ちの良い状態に鉢の中の環境を戻してあげてください。
太く長くなった根や伸びすぎた根を切ると、新しく細かい根が出てきます。水の通りが良くなった用土と新たに延びた根で、健康な状態のミニ盆栽が復活しますよ!

植え替える時期は春が適しています。暑い夏の時期では乾燥しやすく枯れるリスクが高まります。秋では根が十分生長するまえに冬になってしまい、万全の状態で春を迎えることが出来ません。

初心者のためのミニ盆栽の作り方、育て方まとめ

一昔前だと盆栽は老人の高尚な趣味といった感じでした。しかし、今では海外での高評価やミニ盆栽などのおしゃれな盆栽が登場して古くさいイメージがなくなっています。
ミニ盆栽なら苗木や鉢の価格もそれほど高価なものではなく、手軽に始めることが出来るのも人気の理由でしょう。
ちきんと手入れすれば何十年、何百年と生き続けるミニ盆栽。手軽さと奥深さ、四季の自然を感じることが出来るミニ盆栽を育ててみてはどうでしょうか?

出典: http://boncyu.ocnk.net/data/boncyu/product/20150612_4ec4ee.jpg

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