B-CAS改造方法とは?書き換え手順、KWリスト、ツールまとめのイメージ

B-CAS改造方法とは?書き換え手順、KWリスト、ツールまとめ

b-casカード。TVを見るのに必要ですが、中身の書き換えによって有料放送をタダ見できるそうです。 ではb-cas改造方法とは?そのB-CASカードで視聴しても大丈夫? 玉石混交の情報を探してみると、B-CASの書き換え・改造共に多くの情報を発見しました。2017年07月22日更新

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「B-CASカード」はデジタルテレビ放送に使われるものです。

BSデジタルから始まった・・

2011年7月にテレビ放送がデジタルに移行したのを機に、アナログテレビ放送は完全に廃止されました。そして現行のいわゆる「デジタルテレビ放送」は「B-CASカード」というICカードをテレビ本体にセットしないと視聴ができなくなりました。テレビ放送はそれまで、地上波、BS、CS、ケーブルテレビなどで放送されていましたが、2000年、まずBS放送がいち早くデジタル波に移行し、そこからCS、地上波へと移行していきました。地上波デジタルは実際には2003年には導入されていましたが、完全移行したのは8年後の2011年です。

出典: http://www.apab.or.jp/business/logo.html

出典: http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031217/dpa.htm

出典: http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020806/110cs.htm

たった1回だけ放送された、アナログ停波直前の映像

出典: https://blogs.yahoo.co.jp/mildmild0125/45338384.html

各局とも、完全に停波する直前に、アナログお別れ記念の映像を流していたのはあまり知られていません。いわゆる放送開始と終了時に流していたものをアレンジしたものが多かったようです。

デジタルTVで何が変わったか?

時代の要請だった、「テレビ放送のデジタル化」

出典: http://hivision.f-tools.net/touch/about-hivision.html

テレビ放送のデジタル化には大きな目的がありました。まず、携帯電話の急速な普及で電波の割り当てが足りなくなること、アナログテレビの品質が地域によって均一ではないこと、世界のテレビ放送がデジタル化への全面移行が進んでいること、などが挙げられます。大きくは「電波の割り当て」という国策によって進められたと言うことができます。

高画質化・多機能化したデジタルテレビ

こう書くと何か難しそうに見えますが、デジタル化はテレビ視聴の環境を大きく変えていったことも紛れもない事実です。まず、テレビの画角がアナログ時代の4:3(SD)から16:9(HD)と変わり、さらに画質も従来の2倍の解像度になりました。高画質・高精細が地デジの大きな特徴のひとつだと言っても過言ではありません。デジタル化された事で送信帯域が狭くなり、ゴーストや雑音に強い放送が実現し、地域によって視聴状況が異なる、といった現象が大幅に減りました。その他、1chの割当につき3つのサブチャンネルを割り当てることができるため、スポーツ番組の延長対応(今となってはスポーツ中継そのものが減っていますが)に使えたり、インターネット回線と併用して双方向通信ができることなども特徴のひとつです。

出典: http://www.city.isa.kagoshima.jp/news/2013/post_578.html

出典: http://www.e-secchi.com/enjoy_degital/taiken_detahousou.html

災害対策としてのデジタルテレビ

出典: http://blog.goo.ne.jp/tvdx5/e/be7984cc083de7b6026b11de7dcee0e1

災害時に威力を発揮する複合画面

デジタル方法の強みは、映像だけでなく文字情報を合わせて送信できることです。特に災害時には大きな威力を発揮します。地震や津波だけでなく、ゲリラ豪雨や台風などの季節災害といった状況に、被害状況や規制、避難指示など多くの情報を流すことができるようになりました。一方的に情報を送るだけだったテレビ放送が、デジタル技術によってその役割を大きく変化させていきました。2011の東日本、2016の熊本地震の画面もこうした災害仕様になっています。メディア情報に詳しいBBS、2chには、災害時の放送局の対応について書かれたスレッドが多数立っています。(残念ながら放送事故の記事がほとんどですが)

アナログ時代の災害放送はどうだったでしょうか。中継映像に記者が実況するといったもので、文字情報は臨時ニュースとしてテロップ挿入される程度でした。映像には説得力がありますが、肝心の「今どうなっている」にはあまり対応できませんでした。

視聴機会を拡大させたデジタルテレビ

ワンセグの登場

出典: http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060727/rt008.htm

また、テレビのデジタル化に合わせて、携帯電話などでも放送が見られる「ワンセグ」が登場したのもこの頃です。登場したのは2006年。画面を小さくすることで放送帯域を狭くすることができ、さらには携帯端末で視聴できることから、ワンセグ機能を搭載したガラパゴス携帯が多く登場しました。2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震でもでも災害情報を携帯で受信でき、有意に活用されました。これも、多くの情報を格納できるデジタル技術のメリットです。

出典: http://simchange.jp/kakuyasu-full-segment/

スマホでも視聴可能

ダビング対策として登場したB-CASカード

ワンセグ機は書き換え防止のため、B-CASデータを回路に搭載済みだが・・

出典: http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20101102/1033515/?P=2

出典: https://www.nire.com/2009/07/b-cas/

出典: http://www.geocities.jp/bokunimowakaru/kiso-setup2.html

さて、本題のB-CASカードですが、このカード導入の大きな目的はズバリ「ダビング対策」です。デジタル化によって懸念されたのは、何といっても、「デジタルコンテンツは無劣化でコピー(というよりクローン)が作れる」ことが、放送事業者側にとって最大の懸念材料でした。また、増えつつある有料のテレビ放送の海賊的な視聴も問題でした。
アナログ時代は放送電波に比較的簡単なスクランブル信号を挿入したり、信号の一部の出力レベルを極限まで下げてダビングしたら基準以下の信号となって視聴不可となるような、以外と簡単なシステムでしたが、デジタル放送の場合はDRM(デジタル著作権管理)システムが高度化され、映像信号に混在、というよりも、暗号化された解除キーを手順に従い複数のプログラムで生成するような二重化、三重化によって構成されていて、簡単には破ることが出来ない、と言われていました。そういった対策を講じるためのデバイスがb-casカードだったのです。
ワンセグ受信機能を搭載した携帯端末には基本、有料放送がないため不要、という声がありましたが、元々端末の回路基盤に埋め込んであるそうです。
ウィキペディアには、b-casカードは「2008年をめどにテレビ本体のファームウェアに組み込むカタチで廃止」という記述がありましたが、2017年現在、B-CASデータを回路に組み込むといった動きはないようです。

出典: http://www.apab.or.jp/receiver/copyctr.html

日本では、主に画像のコピー制御の基準に対する機器認証システムとしてB-CASを利用している。様々な基準を満たした地上デジタル放送対応の各種機器には「B-CASカード」というICカードが同梱され、使用開始の際にこれを機器に挿入する。

B-CASカードは書き換えできるのか?改造方法はあるのか?

B-CAS改造=データ書き換えのこと。不可能なものは無い。

出典: http://kyazunews.blog76.fc2.com/blog-entry-307.html

b-casカードは既存のICカードと同じ仕様になっていますので、原理的には中身をコピーしたり、また手順に従って改造することも可能です。
ここで真っ先に思うのは、「じゃあ、有料のデジタル放送もb-casカードを改造すれば(タダで)見ることができる?」という事でしょうか。

答えは「はい。改造B-CASで見ることは可能」です。

但し、データを書き換えたb-casカードを使って有料放送を無料で視聴するのは、現時点ではすべて犯罪行為として処罰の対象になります。改ざんプログラムの提供を含め、b-casカードの改造、改造カードによる視聴、改造カードの提供や販売も、すべて違法であり、更には損害賠償請求の対象になっています。もちろん、改造方法を公開することも処罰の対象です。

・・とは言うものの、ここまで社会問題になったのはなぜでしょう?

出典: https://hashigozakura.wordpress.com/tag/b-cas%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E5%88%A9%E7%94%A8/

アウトローの資金源になってしまったB-CAS改造

台湾から中身が書き換えられたb-cas改造カードが出回る・・・

出典: http://gigazine.net/news/20120223-black-cas-card/

B-CASを改造したBlackcasカード

b-cas改造カードが出回るようになったのは、地上波デジタルに完全移行した1年後の2012年ごろだと言われています。もともと日本のテレビ放送はクォリティがものすごく高く、アジア地域でも高価なパラボラアンテナで受信するほどの愛好者が多いと言われています。ITに強い台湾の人がb-casカードを解析し、改造するのにはそれほど時間がかからなかったのだと思います。

出典: http://gigazine.net/news/20120223-black-cas-card/

いぜんとして販売されているBlackcasカード

この改造b-casカードは別名「BLACK CASカード」と呼ばれ、一時期3万~5万円で販売され、当然のように飛ぶように売れたようです。それが改造方法を知った「インテリ」暴力団の資金源になり、有料放送を行っているスカパーやWOWWOWといった事業者の被害報告などで社会問題化し、最終的には法改正によって厳しく規制されたのでした。
しかし、一時期は改造B-CASの販売サイトまで登場して堂々と販売されていたなんて、今から思えばかなり驚きです。

BLACKCASカードの通販|最安値の販売店|業界初の後払い制

出典: http://gigazine.net/news/20120619-bcas-blackcas/

デジタルの弊害・・・b-cas改造という"魔界"

出典: http://donboolacoo.blog92.fc2.com/blog-entry-936.html

今でもいたるところで販売されているBlackcasカード。考えてみれば、改造済みカードをカードリーダーにセットすれば、KWリストを含むバイナリデータがまるごとコピーされるわけですから、ここに至ってはどれがオリジナルかは見当がつきません。言い方を換えたら、無限コピーが可能ですから、まさに「悪貨は良貨を駆逐する」勢いです。B-CASの改造方法も大きな道筋は何ら変わっていないのであれば、あとはリストがあればOKですから、これは法規制をかけても、実際にはb-casの仕組みそのものを変えなければ無理というほか無いでしょう。

b-cas改造カードのいま

b-cas改造ツール・書き換え情報は、いぜんとして入手可能ですが・・

ならば今、その改造b-casカードはどうなっているのか、色々と調べてみました。
まず、こうした改造方法や手順といった情報がたくさん掲載されている2ch。
b-casと検索タイトルを入れたら24のスレッドがヒットしました。
中身を1件1件あたってたらキリが無いくらい、多くの情報が載っています。しかも日付が新しく、2017年4月現在というのもありました。恐るべし2ch! 試しに「書き換えツール案内所」というスレッドは、1000件以上の子スレッドのリストがいくつもあって、その中を・・とどんどん深みに入っていきますが、なかなか目的の情報が得られなかったりしますね・・
特に大きく情報が書き換えられたとされる2016年には、かなり頻繁に情報が掲載されていました。やはり、データのセキュリティの脆弱性を突いているようですね。

出典: http://echo.2ch.net/test/read.cgi/avi/1487642820

2chでB-CASを検索ワードに入れた結果

これらのツールやカードなどはまだ販売されているのか?ですが、これにはビックリです。
一度ヤフオクで「b-casカード ジャンク」と入れて検索してみて下さい。なんとチューナーと一緒に改造カードが販売されています。但し、ヤフオクの検索をかいくぐるために、「改造済み」なんて文言は一言も書いておりません。さらにはカード単体での出品はチェックが厳しい(最悪アカウント強制削除、なんてのもある)ため、ダミーとして中古チューナーをセットで売っているのだそうです。しかも2012年ごろより安くなっており、実際に入札されていることから考えても、いぜんとして改造カードはたくさん出回っている、と言えるでしょう。

出典: http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=4&oq=B-&fr=auc_top&p=B-CAS+%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%AF&fixed=0&sc_i=auc_sug&fixed=0

改造された(と思われる)B-CASカードが出品されたヤフオクのスクショ

B-CAS改造プログラムや書き換え方法は?

b-cas書き換えに必要なツール(カードリーダー・バイナリエディタ)は揃えられる

出典: http://blog.livedoor.jp/rappazubon/archives/50561017.html

バイナリエディタ

改造に必用なツールは、パソコン、カードリーダーとバイナリエディタと呼ばれるものです。一時期はひんぱんに2chで多くのスレッドが立ち、そこから拡散した改造方法が紹介されたプログラムも出回っているようですが、かなりの数で偽情報のサイトがあるようで、場合によってはウイルスを仕込んだサイトもあるようなので、こうした改造方法や改造手順を紹介したサイトは閲覧注意です。
そしてカードリーダーも市販のものが使えるようです。住基カードや、マイナンバ―カードを使って確定申告をする際に使うカードリーダー/ライターが該当します。ただし、きちんとバイナリデータを読み込むことができるのは機種が限られているらしく、2種類に絞られるようで、中には市販価格より高く取引されているのもあります。

そしてバイナリエディタですが、これはバイナリ、つまり「生」のデータを直接編集することができるツールです。かなり難易度は高いようですが、解析などに用いられます。これも2chで情報を拾って、関連サイトを探せばかっこうな確率で見つかります。

出典: http://item.rakuten.co.jp/d-shop1one/10162819?scid=af_pc_etc&sc2id=354663324

カードリーダー/ライター

接触型ICカードリーダー・ライター e-Tax Win&Mac対応 SCR3310-NTTCom NTTコミュニケーションズ

b-casカードの構造と処理の流れ

出典: https://publicnote.wordpress.com/category/b-cas/

ところで、b-casカードにはどういった情報が書き込まれているのでしょうか?ざっと次の4つの手順で映像が再生される、と言われています。
①カードを認識するID
②KM(マスターキー)⇒バイナリデータ
③KW(ワークキー。取り出したKWでスクランブル解除キーを取り出す。)⇒バイナリデータ
④契約期限情報

信号処理の流れ

KM⇒EMM(暗号化された電波)を解除してKWを取り出す 
KW⇒ECM(スクランブル解除キーと暗号化された映像)からKSを取り出す
KS⇒すべて解除して映像を映し出す

B-CASカードに記録されたデータをカードリーダーを使って読み込んでみる。ただし、カードリーダーによって読めない機種もあるようです。

b-cas内部での不正視聴対策の仕組み

出典: https://plaza.rakuten.co.jp/nxuser/diary/201011150000/

不正視聴対策をするためには、スクランブル解除キーを取り出させないようにすることしか方法がなく、そうなればKMかKWのいずれかを書き換える必要があります。
KMを書き換える方法としてはカードそのものを交換することになりますが、それですと莫大な費用がかかってしまいます。ですから、リストに基づいて、ツールを使ってKWを書き換えるという方法で対策を講じているようです。具体的には、有料契約のb-casで30分以上視聴するようにアナウンスして、更新されたKWを送って正規のKWを書き換えていたようです。不正に書き換えたb-casでは新しいKWに書き換えられないためKSを取り出すことができず、視聴できないという仕組みです。

出典: http://iku-mama.net/tv_error

カード読み取りエラー時の画面

出典: https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/qadoc?QID=014525

b-cas書き換えには二つの方法が

b-cas書き換えには二つの方法があります。
「日本語化cardtools(通称:角鶴)とWkeys.txtを使って自動的に書き換える」方法と、「バイナリエディタを使って手動で書き換える」方法です。
バイナリデータは16進数に基づく数字と英文字の羅列ですから、間違ったりするととんでもないエラーが出るので、初めて使う人には向かないツールだと思います。

出典: http://gate218.tumblr.com/post/23257842920/b-cas%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%8F%9B%E3%81%88%E3%81%A7bscs%E6%9C%89%E6%96%99%E6%94%BE%E9%80%81%E3%82%92%E7%84%A1%E6%96%99%E3%81%A7%E8%A6%96%E8%81%B4%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A3%8F%E6%8A%80-will-feel

ただ、2016年にリリースされたCardtools2016.09.06対策版.exeを使えばWkeys.txtを使わなくても書き換えが可能との情報もあります。

出典: http://buyee.jp/item/yahoo/auction/c589437281

b-casの改造には、出回っている「KWリスト」を使う

このKW(KWリスト)を、ツールまたはバイナリエディタで編集し、カードリーダーを使って書き換えを行うのが改造ポイントになるのですが、色んな解析データが「KWリスト」と検索すれば出てきます。一見、何のことかわからない文字と数字の羅列ですが、このKWの書き換え情報が今でも2chなどで頻繁に出回っているということは、相当数の解析がなされていると言えるでしょう。

出典: https://nfuruhata.wordpress.com/

現在入手した情報では、2016年9月ごろに更新されたKWがかなり強固になっていて、それ以前で視聴可能だった改造カードが根こそぎ使えなくなったそうです。但し現在ではその際にリリースされたKWも対策済みとなっており、引き続いて視聴可能になってしまった・・とのこと。
実際に2chにはいぜんとして多くのKWリストが公開されています(真偽のほどは定かではありませんが・・)。

出典: http://gate218.tumblr.com/post/23257842920/b-cas%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%8F%9B%E3%81%88%E3%81%A7bscs%E6%9C%89%E6%96%99%E6%94%BE%E9%80%81%E3%82%92%E7%84%A1%E6%96%99%E3%81%A7%E8%A6%96%E8%81%B4%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A3%8F%E6%8A%80-will-feel

Cardtool.exeのスクショ

改造b-casの問題は、カードの脆弱性

対策して改造される、のイタチごっこ

出典: http://blog.livedoor.jp/hean/archives/4126882.html

DVDリッピングツール

こうしたb-cas改造ツールが配布されたサイトや、改造方法、書き換え手順を解説したサイト(代表的なのが2ch)は本当に色々出てきます。配信者側がいくら対策しても、その暗号を解読して対策されてまた出回る・・といった手法はb-casカードに限ったものではなく、デジタルコンテンツのDRM(デジタル著作権管理)における永遠の課題、と言っても過言では無いでしょう。実際にこの動きはほとんどイタチごっこで、仕方なく法律を強化したような状況です。
つまり、ルールや法が技術に追いついていないのです。改造されたb-casカードが海外から流入したことから考えて、質の高い日本のコンテンツを不正にコピーして儲けよう、と考える人も当然出てくるでしょう。実際にはその商売によって得られた利益が暴力団の資金源になったりしたことから、やっと警察などの法的機関が重い腰を上げた、と言えるのではないでしょうか。

2016年のB-CAS書き換え情報が分岐点。しかし・・

出典: http://echo.2ch.net/test/read.cgi/avi/1473141927/

2016年にはこのKWがかなり頻繁に書き換えられたそうです。規制もさることながら、やはり根本的な対策が無く、書き換える回数をもっと増やすことや、書き換えの手順を複雑にすることでしか対策できないということを、事業者側がわかった、ということでしょう。

とは言うものの、やはりイタチごっこには変わりなく、当面この状況は継続するものと思われます。デジタルテレビを録画した際に規制のかかる「コピーワンス」や「ダビング10」の技術も、こうしたDRMの流れの技術ですが、アナログ時代のコピーガードが簡単に破られたように、DVDやブルーレイのコピーガードも今や簡単に突破できるのです。
リッピングツールで有名なDVDfabなどもちょっとしたウラ技でコピーガードを突破できそうですし、DVDであれば数年前のバッチファイルを使って簡単にコピーガードを突破できるようです。

B-CAS内部の書き換えを自動化するツールも多数存在する

出典: https://yamato-masanao.com/webtools/imacros/

こうしたデータの書き換えは、手順さえ分かればバッチファイルにしてしまったらほとんど自動化でコピーが作れます。2chだけでなく技術系のブログなどでも書かれているように、手順が判らないようにプログラムを組み直さないと、結局は暗号化×暗号化という無現ルーティンに陥ってしまうだけで、根本的な解決にはなりません。リストとカードリーダーがあれば改造は可能だということです。

出典: http://ja.dvdfab.cn/

リッピングツールでは有名なDVD fab

b-casは国策による「仇花」か?

出典: http://nextgene.web.fc2.com/B-CAS/B-CAS.htm

利権の影が見え隠れするB-CAS政策

出典: http://gigazine.net/news/20080625_bcas/

B-CAS社

b-casカードは現在、約1億5000万枚発行されているそうです。発行は株式会社 ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズが独占して発行しています。会社のホームページを見ると、多くの放送事業者の出資によって設立された会社ですから、一般的に考えれば、ここに放送事業を管轄する行政庁のOBが「天下り」してくるのが当然の流れでしょう。ですから、著作権侵害を防ぐためのコピー制御としてはお粗末なシステムを根本から見直す、といった大胆な発送はなかなか生まれてこないのかも知れません。WOWWOWやスカパー!などの放送事業者は発行会社に対して不正対策を徹底するよう再三にわたって要請しているそうですが、常勤役員3人・正社員1人、平均年齢57.1歳という会社の陣容を見る限り、とても真摯に対応・・という印象は無いような感じです。

出典: http://pinky-media.jp/I0007120

デジタル放送は、何度コピーしても画質が劣化しないため、BSデジタル放送の開始直後から不法な海賊版などが出回り始めました。 著作権侵害をどうやって防ぐか、放送事業者やメーカーなどの間で協議された結果、地上デジタル放送開始後の2004年4月から、コピー制御が、地上波とBSに導入されました。 この、コピー制御機能を受信機に備えることを担保する役割にも、B-CASが使われることになりました。

しかしb-cas改造は違法です。

B-CASを改造するのも書き換えられたカードを持つのも・・

しかし、なんだかんだ言ってもこれらの改造行為は現在は違法で、改造方法の手順を公開している各HPも警察の要請などがあって堂々とオープンに公開してはいないようです。
具体的には、刑法(私電磁的記録不正作出及び供用)・不正競争防止法・著作権法の三つの法律が適用され、刑法では、「5年以下の懲役または50万円以下の罰金」、不正競争防止法では「5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金(またはこれらの併科)」、著作権法では「3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金(またはこれらの併科)」という刑事罰があります。これに加えて放送事業者からの損害賠償等もありますから、実際にはかなり重い罰があるということを覚悟しておきましょう。自分の技術を試してみる、的な軽いノリでやってしまうと、その責任は重いです。
いくら「改造方法が簡単そうだから」とか「手順が親切に書いてあるから」という理由でも危険度は高いです。また、2016年以前のKWでは視聴できないケースが多く、「2016年版」というカタチで多くの情報が出回っていますからご注意ください。「新KWリスト」と書かれたタイトルだけでもざっと7~8件はヒットしました。

B-CASカードの不正改ざん及び「不正改ざんカード」「不正改ざんプログラム」の販売、使用などは、刑事罰の対象になるばかりでなく、損害賠償請求の対象にもなります。

くれぐれもご注意下さい

書き換えデータ=B-CAS不正改造とみなされる

現在、不正b-casによる損害額は数十億円、と言われています。カード発行会社は先に述べた通り「天下り」中心の会社ですから、それほど熱心に摘発に躍起になることは低いと思われますが、放送事業者はそうはいきません。特に外資系のスカパー!に代表される海外のコンテンツを配信・供給する事業者は本気度が違います。そして日本の行政府も外圧に対しては常に弱腰ですから、とんでもない金額の賠償を求められる、なんてことも無いとは言えません。細心の注意を払って実験(?)をなさって下さい。
2016年に大きな改変があったということは、それなりに取り締まりも厳しくなるものと思われます。

想像以上に根が深い改造B-CAS問題

b-casの不正改造の問題は、そもそも汎用性の高いICカードを使って重要な暗号データを配布したことにあるのでは?と思います。今や40代以上の人しか利用しない2chで、これだけの情報が頻繁に更新されているところを見る限り、それなりにプログラムの触れる人が情報交換をしながらデータを解析しているような印象です。つまり、既にb-casのセキュリティはオープンソース化しているように思えるのです。カードリーダーがあって、リストがあれば、そこそこの知識の人でもカードを改造できる、ということでしょう。行政が後手後手に回っても、2chでこれだけの投稿数があれば、2016年仕様もあっと言う間に解析されていますから、根本的にカードを使うといった仕様を変えない限り何の解決にもならないように思います。

出典: http://enjo-matome.com/b-cas-hacking/

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