ベーシックインカムとは?日本に導入するメリットや導入国での問題点まとめ

どんどん耳にする機会が多くなってきた「ベーシックインカム」。実現すれば夢のような世界が・・・とはいえ、日本で導入するには様々な問題・メリットデメリットがあります。ベーシックインカム導入で日本の問題を解決することは出来るのでしょうか!?

ベーシックインカムとは?日本に導入するメリットや導入国での問題点まとめのイメージ

目次

  1. 最近耳にするけど「ベーシックインカム」ってどんな制度?
  2. ベーシックインカム制度導入のメリット①好きな仕事が出来る
  3. ベーシックインカム制度導入のメリット②平等にお金が行き渡る
  4. ベーシックインカム制度導入のメリット③税金の仕組みがシンプルになる
  5. ベーシックインカム制度導入のデメリット・問題点①財源が足りない?
  6. ベーシックインカム制度導入のデメリット・問題点②雇用の機会を奪う?
  7. ベーシックインカム制度導入のデメリット・問題点③労働意欲低下の恐れ
  8. 日本でベーシックインカム制度を導入する問題点の前の問題点
  9. 日本はまだなのに!?導入国がもう現れはじめている
  10. ベーシックインカム制度はインフレ問題を引き起こす?
  11. ベーシックインカム制度についての日本の各党の意見は?
  12. まとめ~ベーシックインカムはメリットデメリットがある~

最近耳にするけど「ベーシックインカム」ってどんな制度?

出典: http://bijp.net

生活保護では、働いた人が損をしているような形になってしまうが、ベーシックインカムなら働いた分だけ増える平等さがあります。

賛成・反対が別れ議論の対象となっている「ベーシックインカム」。
最近よく耳にするようになってきましたよね。

実はこの制度、夢のような世界を実現する凄い制度なんです!!

ベーシックインカムとは「基本所得」

出典: http://www.labornetjp.org

お金のことを心配しなくて良い世界が実現出来るかもしれない、素晴らしい制度なのです。

ベーシックインカムは日本語に変えると「基本所得」となります。
つまり、基本的にもらえるお金、ということです。

何もしなくてもお金がもらえる制度が今、世界中で導入検討されているのです!

無条件で全ての日本人が一定の額をもらえる

出典: http://bijp.net

医療費なども含め、全ての人に無条件で最低の暮らしが出来る金額が支給されたら、安心して生きていけますよね。

ベーシックインカムをもらうのには何も条件がありません。
全年齢の全国民が対象者です。

その金額に関してもまた様々な議論が行われていますが、7~8万円あたりの意見が多数となっています。
もし無条件で8万円ももらえたら、皆幸せになりそうですよね!!

ベーシックインカム制度導入のメリット①好きな仕事が出来る

出典: https://ameblo.jp

生活をする為のお金が支給されるので、給料の額で仕事を決めなくても良くなるというメリットがあります。

仕事を選ぶ際に一番大事にするのは「給料がいくらか」だった時代が終わり、「どの仕事がやりたいか?」で選べるメリットがあるようになります。

そうなれば、国民のストレスは減ります。
ストレスが減ると病気も減ります。人に優しくもなり治安も良くなります。

好きな仕事をすることにより、仕事の習熟度も上がります。
また、芸術的分野など、直接お金と結びつかない分野も活性化されます。

ベーシックインカム制度導入のメリット②平等にお金が行き渡る

出典: http://realmission.co.jp

生活保護をもらっていない人がバカを見ないでよくなったりと、お金が平等に支給されるようになるメリットがあります。

今の社会は不正受給がはびこっており、ただ働かずにお金をもらっている人が多数いる一方で、仕組みを活用できずに損な働き方をしている人がいるという、とても不平等な状況になっています。

しかし、ベーシックインカムが導入されれば、「全員に均等に配分」されるため、そういった不平等がなくなります。

ベーシックインカム制度導入のメリット③税金の仕組みがシンプルになる

出典: http://www.enjosokuhou123.com

医療費等を含め全て平等に配られますので、細かな税金の知識は不要になるメリットがあります。

税金の仕組みは非情に複雑で、手続きもとても面倒ですよね。
その手続きをする為の公務員も多く必要です。

しかし、ベーシックインカムを導入すると、配分する方法が一気に減りますので、税金制度がとてもシンプルになります。

年金などもベーシックインカムの中に入っていきますので、人により金額が違うから沢山計算をしたりするといったこともなくなります。

ベーシックインカム制度導入のデメリット・問題点①財源が足りない?

出典: https://t.cll-j.com

財源が確保出来ないんじゃないかと叫ぶ人達もいますが、本当のところは・・・?

何もしなくても毎月お金がもらえるなんて夢の制度ですよね。
でも、そのお金は何処から出てくるのか、財源の在り処が不思議ですよね。
その財源の確保が出来るかどうかが議論の分かれ目。

財源についての議論は大きく三つに分かれます。

財源の問題点①行政コストで確保

出典: http://www.city.yokohama.lg.jp

現在かかっている行政コストが大幅削減されますので、それをベーシックインカムに回せます。

年金・医療費・介護などの部分に関しても全てベーシックインカムに含まれ、税制がとてもシンプルになるため公務員数などが大きく削減出来ます。

財源の問題点②医療費が足りなくなるのでは?

出典: http://setsuyaku-monogatari.net

少子高齢化が進むことにより医療費が増加する見込み。医療費が足りないということになれば絶対に賛成はされないでしょうから、ここが確保されると証明されなければベーシックインカムは実現出来ません。

医療費に関しては現在の状況のまま進んでも深刻な問題です。
ベーシックインカムを取り入れた場合に関してももちろん、大きく問題となる部分です。

しかし、もし医療費が将来にわたって確保出来るとなれば・・・ベーシックインカムは近い未来に実現されるかもしれません。

財源の問題点③所得税で確保出来るのか

出典: http://bijp.net

所得税に税率45%をザックリかけるだけで、ベーシックインカムは可能となります。

所得税や消費税を一気に上げて、その代わり他の税金をとらない制度にするのがベーシックインカム賛成派の多くの意見です、
そうなると消費が落ち込みそうに思われますが、タダでお金が入ってくるので、むしろ消費は上がるのではないかとも考えられています。

ベーシックインカム制度導入のデメリット・問題点②雇用の機会を奪う?

出典: http://parstoday.com

増税されれば企業側は人件費を抑えたくなり、あまり雇用をしなくなるのでは?という意見があります。

元々企業には生活を保障してあげるという側面があります。
しかし、国が生活を保障していれば、企業はその責任を負う必要が無いので、人をすぐに退職させる企業が増える可能性がでてきます。

そして、企業側としては、いつでもすぐ辞められる状況の人は雇いたくないという思いがあります。
頑張って育てても無駄になってしまうのは企業側にとって大きな損失ですよね。

そういった面から、人を雇うこと、また継続的に雇い続けることが減ってしまうのではないか?と言われています。

ベーシックインカム制度導入のデメリット・問題点③労働意欲低下の恐れ

出典: https://t.cll-j.com

お金が入ってくるから働かなくていい・・・となりそうなイメージはあるものの、本当にそうなるのでしょうか?

タダでお金が入ってきたらもう働かなくなるんじゃないの?と多くの人は考えました。
これは議論が別れるところなのですが、実験的に導入してみた国、地域によると「あまり意欲は変わらない」という実験データになっているそうです。

むしろ好きな仕事を選べるということで、意欲が上がるだろうという予想もありますが、こればかりはもっと実験しないと分からないことでもありますよね。

日本でベーシックインカム制度を導入する問題点の前の問題点

出典: http://happymakeproject.com

何故導入されないかについては様々な問題点・デメリットがあるからではあるのですが、それ以前の部分にも隠れた問題点があるようです・・・。

導入するには沢山の賛成と、権力者達が頷くことが必要なのは間違いない話しだと思います。
では権力者とは誰なのか?といえば、政治家とお金持ち、ですよね。

ベーシックインカムを入れることによりやはりマイナスを食らってしまう人というのもいます。
そういう人達からすれば絶対に導入して欲しくないのは当たり前です。

ですから、そういう人達は実現可能だと知っていても問題点を必死に述べて阻止しようとします。
公務員も仕事が減り、人員削減の対象になりますので必死に抵抗します。

何か大きく変化するとき、裏には被害を被る人達がいるのは当然のことで、正しいことでも中々実現出来ないというのはままあることですね。

日本はまだなのに!?導入国がもう現れはじめている

問題点「失業率8.8%」を改善させる目的の導入国・フィンランド

出典: https://www.businessinsider.jp

高い失業率に苦しむフィンランド。そこで、起死回生の案としてベーシックインカムが試験的に導入。世界的に先駆けとなり、ベーシックインカム導入国として一気に注目されました。

失業率の高さはその国の状況を表します。
豊かな国は人を雇えるため失業率は低くなりますし、人を雇えない状況が多い国は失業率が上がります。

そんな中、高い失業率に苦しんだフィンランドはベーシックインカム導入国となり巻き返しを考えました。
しかしいきなりフィンランド人全員に導入は出来ませんので、まずはランダムに実験を行うこととなりました。

ランダムに2000人を選び7万円を支給

出典: http://ced1683.blog.fc2.com

ベーシックインカムにより生活を立て直すことが出来たフィンランドのシングルマザー。失業保険に頼ると新しい仕事を見つけにくくなるというジレンマがベーシックインカムにより改善されました。

2000人がフィンランドの人からランダムに選ばれ、二年間の間毎月7万円が支給されました。
フィンランドの失業者の中には失業保険を貰っている人も多かったそうですが、失業保険をもらっている状態で働くと、保険の金額が減ってしまいます。

そうなると「働くと損をする」という構図が出来上がってしまい、ますます働かないというサイクルになっていたそうです。

しかし、ベーシックインカムは働いても減らないお金ということで、失業手当をもらっていた人達は続々と働き始め、生活を立て直しました。

世界に先駆けて導入国となったフィンランドですが、かなり良い結果となったことで本格的に実現もあり得る状況となってきています。

導入国にはなれず。スイス人はベーシックインカムを反対した

出典: http://www.newsweekjapan.jp

スイスもベーシックインカム導入国になることを検討し、国民投票を実施。反対派が多かったのですが、一部のベーシックインカム賛成派のスイス人の方々はデモを起こしました。

スイスでもベーシックインカムがかなり検討され、スイス人国民投票が行われましたが7割が反対したので導入はされませんでした。

しかし、導入すべきだとのスイス人の声はいまでも止まず、デモも行われています。

スイスはまだ失業率が3.3%と低いため大きな問題にはなっていないかもしれませんが、今後を考えて早めに導入したいという声は強くなっていくかもしれませんね。

日本人にアンケートをとった結果「導入して欲しい」

出典: http://news.mynavi.jp

501名の日本人にアンケートをとった結果、導入して欲しいという意見が多数。反対は30%代にとどまりました。

ベーシックインカム導入が遠そうな雰囲気のある日本ですが、実は賛成の声はかなり多くなってきています。
若者をはじめ「好きな仕事をしたい」という機運も高まってきており、ベーシックインカムが導入されることで職業選択の自由が得られることを期待されているそうです。
また消費の増加により経済が良くなることに期待する意見も多くあります。

一方で反対派は「働くのがバカらしくなりそう。」「財源が確保出来る気がしない。」「今の制度でも満足している。」などといった意見。
実際に行ってみないとわからない部分が多いので、この反対意見がなくなることはきっと無いでしょう。

ベーシックインカム制度はインフレ問題を引き起こす?

何故ベーシックインカムがインフレに繋がるのか?

出典: http://www.kanekashi.com

インフレとは、簡単に言えばモノやサービスの価値が上がっていくこと。これが行き過ぎた状態をハイパーインフレと言い、画像のように異常な紙幣の量が出回るようになり、何か小さなものを一つ買う為に大量の紙幣が必要になったりします。

インフレとは物価やサービスの価値が上昇することを指します。
このインフレがベーシックインカムを導入すると起きうると言われています。

経済が完全雇用に近ければBIは「雇用よりも物価を押し上げる」。また、BIにより獲得される収入は貧困層の人々に行き渡ることから「低収入の人々は追加で得た収入を使い切ってしまいがち」であることから総支出はインフレとともに上昇していく。 供給側の視点からは2つの重要なインフレ要因がある。税金と労働者だ。 仮にBIの財源が売上税あるいはVATから拠出されるとすれば、物価上昇が起こる。また、BIが賃金上昇圧力となればなるほど、企業は「賃金上昇コストを商品価格の上昇によって顧客に転嫁しようとするだろう」。

日本でベーシックインカムを行ってもインフレは起きない?

出典: http://yukiokun.com

画像のようなデフレスパイラルが日本では起きていたため、少しインフレに向くのは良い面もあると言われています。

インフレは悪い面だけではなく、デフレを適性値に戻す効果があります。
ですので一概には悪いとは言えないそうです。

また、行き過ぎたインフレにならないように国側で調節することも可能と言われており、心配しすぎなくても大丈夫だという意見もあります。

ベーシックインカム制度についての日本の各党の意見は?

日本の政党の意見①民進党

党全体の意見ではありませんが、民進党の松尾 勉氏はベーシックインカム賛成意見を表明しています。やはり若い人がベーシックインカムに敏感だと感じますね。

日本の政党の意見②自民党

出典: https://thepage.jp

自民党はベーシックインカムについて何故かあまり触れません。

自民党は賛成も反対もあまり言わず、触れないようにしています。かなりデリケートな問題なのかもしれません。

日本の政党の意見③日本共産党

出典: http://www.jcp.or.jp

最低保障年金制度の実現を目指す日本共産党にとって、ベーシックインカムは近い思想があると日本共産党は発言。しかし、高齢者に絞った発言をしていたため、全国民に支給というのは前向きではない様子です。

ベーシックインカムという制度自体が共産主義と近しいものであるためか、共産党はベーシックインカムを前向きに捉えている様子です。

日本の政党の意見④公明党

出典: http://dechisoku.com

自民党と連立政権をとる公明党もあまりベーシックインカムに興味はない様子です。

公明党はベーシックインカムに対して反対とは言っておりませんが、まだまだ検討していないといった発言をしているようです。

日本の政党の意見⑤その他の政党

出典: https://o-ishin.jp

日本維新の会もベーシックインカムには前向きな様子です。

その他の政党はベーシックインカムに前向きな姿勢を示していることが多いですね。やはり現政権を打破するという姿勢を見せなくてはいけないため、こういった新しい思想を推し進める方が良いのかもしれません。

まとめ~ベーシックインカムはメリットデメリットがある~

今回のベーシックインカムまとめはいかがでしたでしょうか。
もし導入されれば労働者にとってとてもメリットがあるように感じるベーシックインカム。
ですが様々な問題点と圧力があり、実現は中々難しそうな雰囲気です。

しかし、フィンランドをはじめ色々な国家で検討されており、惜しくも反対されてしまったスイスなどもきっとまだまだ検討していくことと思われます。
そうした他国家がベーシックインカムの成功事例を作れば、固い日本も導入する可能性が上がっていきますよね!

そして、最後に決めるのが政治家だとするなら、政治家は国民の意思を汲み取って動いていますので、我々国民全員が「ベーシックインカム賛成!」と言えばベーシックインカムは導入されるはずなのです。

デメリットも予想され、悪い変化が起きるかもしれないベーシックインカムではありますが、このまま進んでも日本は衰退すると予想される中で、起死回生の一打になるかもしれないこの制度。
この新しい思想、制度を真剣に考えていきましょう!!

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杉野 貴信
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